石刃技法とは? わかりやすく解説

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石刃技法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 09:01 UTC 版)

石刃技法(せきじんぎほう、blade technique:ブレード・テクニック)とは、後期旧石器時代に出現し、同時代を特徴づける縦長剥片で両側面を並行にする剥離技術のこと。これにより、同じ規格の石器の剥片の量産が可能となった。長さ5センチ、幅1.2センチ以上の剥片を石刃とした(M.N.プレジョン)。


注釈

  1. ^ 我々の直接の祖先。東アジア各地でおよそ5万~3万年前に出現している。ネアンデルタール人などで知られる古代型新人から進化したものか(多地域進化説)、アフリカから新たに進出してきた人類であるのか(アフリカ単一起源説)論争が続いている。
  2. ^ 長さと幅の比が2体1以上の規格的な剥片

出典

  1. ^ 藤原妃敏「石刃技法」の項(江坂輝爾・芹沢長介坂詰秀一編 『新日本考古学小辞典』 ニュー・サイエンス社 2005年 p.233
  2. ^ 稲田幸司「石刃」の項(田中琢佐原真編 『日本考古学事典』 三省堂 2006年 p.478)
  3. ^ 崎谷満『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史』(勉誠出版 2009年)


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