皇室と政界の重鎮
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「坂の上の雲 (テレビドラマ)」の記事における「皇室と政界の重鎮」の解説
明治天皇(めいじてんのう) 演:尾上菊之助 第122代天皇。非戦派の元老・伊藤博文の影響下にあり日露開戦には消極的だったが外交交渉の決裂を受け開戦の聖断を下す。 伊藤博文(いとう ひろぶみ) 演:加藤剛 元老。日清戦争時の内閣総理大臣。 日清戦争開戦には最後まで反対し、外相の陸奥宗光には「臆病なほどの平和主義者」と評される。 日英同盟の気運が高まる中、首相の桂太郎らに「恐露病」と皮肉られながらも日露協商の可能性を模索し訪露。皇帝ニコライ2世と会見するが、結果として協商への期待は裏切られた。日露開戦が決定すると、将来の講和を見越し、金子堅太郎をアメリカへ派遣する。 ポーツマス講和会議に向かう小村に対し「誰も来なくても予だけは出迎える」約束し、小村が帰国した際にはその約束を果たした。 小村寿太郎(こむら じゅたろう) 演:竹中直人 外交官。親の作った多額の負債を抱えており、「世界一貧乏な外交官」と自嘲気味に語っている。身長が低く、容貌が貧相なことから他国の外交官からは「ネズミ公使」と渾名されるが矜持をもち大国の高官に対しても一歩も引かない。北京代理公使として、日清開戦前夜の外交事務を取り仕切った。戦後はロシアの脅威を押さえるためイギリスとの対等同盟を構想する。 北清事変後の列強間の利害の調整を図り、天津条約を締結した手腕を買われて桂内閣の外務大臣に迎えられる。外務大臣として日英同盟の締結に成功する一方、ロシアとの交渉も行った。日本側の全権代表としてポーツマス講和会議に出席する。 陸奥宗光(むつ むねみつ) 演:大杉漣 外務大臣。川上参謀次長と組んで日清開戦を主導する。 井上馨(いのうえ かおる) 演:大和田伸也 元内務大臣。伊藤の盟友。 桂太郎(かつら たろう) 演:綾田俊樹 日露戦争開戦時の首相。ロシアを非常な脅威と捉える伊藤を、「恐露病」と皮肉った。 松方正義(まつかた まさよし) 演:大林丈史 元老。
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