登録要項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:00 UTC 版)
主任者登録を受ける事が出来る者貸金業務取扱主任者資格試験に合格し、登録の拒否要件に該当しない者は、申請を行うことにより、主任者登録を受け、主任者になることができる。 主任者登録を行うことは個人の任意であり、主任者として業務に従事する予定のない者は登録の必要はない。また、登録を行わないことにより資格試験合格の資格が失効することはない。 登録拒否要件 以下(貸金業法第24条の27第1項)に該当する者は、貸金業務取扱主任者として登録する事は出来ない。なお成年被後見人又は被保佐人を欠格条項とする規定については、令和元年6月14日に公布された「成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律」によって削除され、心身の故障等の状況を個別的、実質的に審査し、必要な能力の有無を判断することとなった。 心身の故障のため貸金業務取扱主任者の職務を適正に執行することができない者として内閣府令で定める者 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者 第24条の6の4第1項、第24条の6の5第1項又は第24条の6の6第1項(第1号に係る部分に限る。)の規定により第3条第1項の登録を取り消され、その取消しの日から5年を経過しない者(当該登録を取り消された者が法人である場合においては、当該取消しに係る聴聞の期日及び場所の公示の日前60日以内にその法人の役員(業務を執行する社員、取締役、執行役、代表者、管理人又はこれらに準ずる者をいい、いかなる名称を有するものであるかを問わず、法人に対し、これらの者と同等以上の支配力を有するものと認められる者として内閣府令で定めるものを含む。)であった者で当該取消しの日から5年を経過しないもの) 禁錮以上の刑に処せられ、その刑の執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から5年を経過しない者 この法律、出資の受入れ、預かり金及び金利等の取締りに関する法律、旧貸金業者の自主規制の助長に関する法律若しくは暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律の規定(同法第32条の2第7項の規定を除く。)に違反し、又は貸付けの契約の締結若しくは当該契約に基づく債権の取立てに当たり、物価統制令第12条の規定に違反し、若しくは刑法若しくは暴力行為等処罰に関する法律の罪を犯し、罰金の刑に処せられ、その刑の執行を終わり、又は刑の執行を受けることがなくなった日から5年を経過しない者 暴力団員等 第24条の30各号のいずれかに該当することにより主任者登録の取消しの処分を受け、その処分の日から5年を経過しない者 貸金業に関し不正又は不誠実な行為をするおそれがあると認めるに足りる相当な理由がある者として内閣府令で定める者 登録に関する意見聴取 内閣総理大臣は主任者登録の際、警察庁長官の意見を聴くものと貸金業法(以下参照)により定められている。 法第44条の2第2項により内閣総理大臣は、主任者登録をしようとするときは第二十四条の二十七第一項第六号に該当する事由、第二十六条第二項の認可をしようとするときは第二十八条第二項第二号に該当する事由(第六条第一項第六号に係るものに限る。)の有無について、警察庁長官の意見を聴くものとするとされている。 法第44条の2第4項により内閣総理大臣は、第二十四条の三十の規定による主任者登録の取消しをしようとするときは、同条第一号に該当する事由(第二十四条の二十七第一項第六号に係るものに限る。)の有無について、警察庁長官の意見を聴くことができる。 登録講習 貸金業法第24条の36に規定する内閣総理大臣の登録を受けた者(以下「登録講習機関」という)が行う講習、以下の場合、主任者登録の申請日の前6ヵ月以内に行われる登録講習を受講することが必要になる。 資格試験に合格した日から10ヵ月(団体申請は9ヵ月)を超えて主任者登録の申請を行う場合 主任者登録更新の申請を行う場合 登録の有効期間登録の有効期間は主任者登録日から3年 更新を受けなければ、その期間の経過によって主任者登録の効力を失い、主任者登録は抹消される。 主任者登録日の3年後の期日をもって主任者登録の効力を失う。 主任者登録更新 主任者登録更新の申請手続き(申請に必要な書類、申請受付期間、申請方法、登録手数料、受付方法、登録結果通知の発送等)はすべて、初回主任者登録の申請手続きと全く同じ。 主任者登録の取消し 主任者登録を受けている者が、以下の事項に該当することとなった場合は、主任者登録が取消される。 貸金業法第24条の27第1項各号(第7号を除く)のいずれかに該当することになったとき 不正の手段により主任者登録を受けたとき 資格試験に関して不正の行為があり、合格の決定を取消されたとき その職務に関し貸金業に関する法令の規定に違反したとき、または著しく不適当な行為を行ったとき 主任者登録の抹消 主任者登録を受けている者が、以下の事項に該当することとなった場合は、主任者登録を抹消される。 主任者登録の有効期間の経過により、主任者登録の効力を失ったとき 主任者本人から主任者登録の抹消の申請があったとき 主任者本人または届出義務者から死亡等の届出があったとき 主任者本人が死亡し、相続人がないとき 主任者登録を取消したとき
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