流量計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/08 01:48 UTC 版)
真空部品における流量計は主に真空中に導入するガスを管理するために使用される。
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流量計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/21 16:28 UTC 版)
流量を測定する装置を流量計といい、次のような種類のものがある。 しぼり流量計(ベンチュリ計) 配管の途中にしぼりを設けて通過流量によってしぼりの前後の圧力差が変わるのを利用する。 差圧式流量計(オリフィス流量計) 配管の途中にオリフィスプレート(中央に穴の開いた板)を設けて、プレートの前後の圧力差を利用する。 フロート型流量計 テーパー管に浮子をいれて、浮子とテーパー管のすきまによって生じる圧力差と浮子の重さが釣り合う位置で流量を測定する。 層流型流量計 細管に流量を通過させて、流体の粘性による圧力降下によって流量を測定する。 熱線式流量計 管路に電熱線を置いて、流体によって奪われる熱量が流量(質量流量)に比例することを利用する。質量流量計やマスフローコントローラなどで、よく用いられる。 カルマン渦流量計 障害物の後方に生じるカルマン渦の発生周期が、流量によって変わることを利用する。 タービン流量計 流れによって回転する翼車を利用する。 超音波流量計 管路外から非接触で測定でき超音波伝播時間やドップラー効果を利用する。ドップラー流量計ともいう。 電磁流量計 電磁誘導を利用するため導電性の流体に限られるが、堅牢で精度も良い為工業的に良く利用される。 羽根車式流量計 流れの中に羽根車を取り付け、羽根車の回転の速さで流量を測定する。 堰式流量計 水路にせきを設け,これを超えて流れる水面の高さを測定する。 コリオリ式流量計 チューブを一定振動数で振動させそのチューブに流体を流すと流入側と流出側でそれぞれ反対方向のねじれがコリオリ力によって生じる。このねじれ角は質量流量に比例するのでこのねじれ角を測定する。 ノズル式流量計 ラバール・ノズルの原理を用いる。気体用の流量計。ノズル上流と下流の圧力差が音速をおこす臨界圧以上では、上流側の圧力と温度のみから流量が算出でき、下流側の圧力・温度をほぼ無視できる。(音波の伝搬速度よりも流速のほうが早い音速状態なので、下流側の条件が音波として上流には伝播しない。)「臨界ノズル」(あるいは「音速ノズル」。ロケット工学で言う「超音速ノズル」とは別物。)と呼ばれる細孔を用いる。 石けん膜流量計 ガラス体積管内(既知体積)を石鹸膜が移動する時間を測定し、その時の大気圧、気温等の値からガスの流量を算出する。
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