死の施設の管理人と主
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/09 15:30 UTC 版)
「死想図書館のリヴル・ブランシェ」の記事における「死の施設の管理人と主」の解説
死の施設は全部で4つある。消失した書物の墓場死想図書館。忘れられた味とレシピを再現するキッチン死食レストラン。失われた物品の復活する場所死作工房。人々が忘れた音楽を演奏し続ける会場死聴音楽堂。管理者はそれぞれの施設の管理をしっかりとしているので、通常業務に支障をきたさない限り自身の主を呼び立てることはない。しかし、施設の管理に問題や破綻が生じた場合には呼び出され、共に事態の改善に努める。 黒間 イツキ 高校2年生。眼鏡をかけていると目つきが悪いと怖がられ、眼鏡を外すと写真写りが悪くなるという顔つきでは損をしている少年だが、性格は他人からの頼み事は断れない極度のお人好し。また読書家であり、学校の図書館の常連で、司書の先生曰く「裏図書委員長」。かなりのシスコン。 死想図書館から逃げ出した司書の再封印のため、エレシュキガルに頼まれて(脅されて)『筆記官』(ライター)となる。 リヴル・ブランシェ 死想図書館の司書であり死書。イツキの命令には絶対服従の忠実な従者。ビスクドールのような美しい少女であるが、感情は希薄。紅茶を淹れるのが得意で、早口言葉が苦手。また、コスプレが趣味らしい。 身体能力は非常に高く、本体である真白き本に書き込まれた事を忠実に再現し、どんな武器でも易々と使いこなす。イツキと共に、死書の再封印に奔走する。 金野 カナ イツキが京都で見つけた生き倒れ。金髪のギャルっぽい見た目とは裏腹にはんなりとした京都弁が特徴的な少女で、倒れていた自分に食料を与えてくれたことでイツキに懐いている。家が大家族で貧乏なためにアルバイトをたくさんしているが、それが原因で十分な食事を取れていなかった。あらゆる物を喰い尽くす能力の持ち主である。 彼女こそが長らく不在であった死食レストランの主『主賓客』(イーター)であり、なにかを捕食すればするほど力をつけ、銀のナイフやフォークの姿となったセットゥを振るって、目の前に立ちはだかるもの全てを捕食していく、とんでもない少女である。
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