林家舞楽とは? わかりやすく解説

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林家舞楽

名称: 林家舞楽
ふりがな はやしけぶがく
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 谷地の舞楽保存会
指定年月日 1981.01.21(昭和56.01.21)
都道府県(列記): 山形県
市区町村(列記): 寒河江市大字慈恩寺西村山郡河北町谷地
代表都道府県 山形県
備考
解説文:  山形県西村山郡河北町谷地鎮座する谷地八幡宮神職林家伝承されている舞楽で、谷地八幡宮の秋の例祭九月十四日・同十五日)、寒河江市慈恩寺の春の法会五月五日)等に舞われる
 舞楽は、古く遣唐使廃止頃までに、わが国朝鮮半島諸国中国から渡来し現在の京都奈良大阪楽所【がくそ】が置かれ伝承されてきた。谷地八幡宮舞楽については、ここに所蔵される「舞楽由緒」によると、「貞観二年(八六〇)僧円仁に従って羽州【うしゆう】に来た四天王寺楽人越前山寺根本中堂舞楽舞った」とあり、この越前が後の林家舞楽の祖であると伝えている。
 伝承曲目は燕歩【えんぶ】(振鉾)、三台散手【さんびゆ】、太平楽、喜禄【きろく】(安摩【あま】)、二ノ舞、還城楽【げんじようらく】、抜頭【ばとう】、竜王蘭陵王らんりようおう】)、納蘇利【なそり】の十曲で、すべて林家伝承されており、林家中心で舞うものであるが、太平楽童舞である還城楽抜頭林家以外の人が舞う。林家嗣子十三才になると初めて燕歩を舞うとされている。童舞を舞う稚児かつては坊中の子供で六才からと限られていたが、今日では適宜に選ばれている。
 楽器は、かつては三管三鼓揃っていたが、現在は竜笛太鼓鉦鼓三種のみで、太鼓の縁を打って羯鼓代替にしている。
 林家舞楽は舞楽地方化したものとして顕著な特色有するのである

林家舞楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/22 08:27 UTC 版)

林家舞楽(はやしけぶがく)は、山形県西村山郡河北町谷地八幡宮宮司林家[1]に伝わる舞楽。1,200年の伝統を持ち、宮中舞楽四天王寺舞楽南都楽所舞楽と並ぶ日本四大舞楽の一つとされ、重要無形民俗文化財に指定されている。


  1. ^ 林家の伝えによれば、同家の祖は四天王寺の楽人で、貞観2年(860年)慈覚大師円仁の立石寺開山に随従して山寺に下り舞楽を奉仕、この後、寒河江市の慈恩寺、同市平塩の熊野神社、河北町谷地八幡宮の舞楽を司るに至った。河北町谷地に移ったのは江戸時代初期という。


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