最遅記録とは? わかりやすく解説

最遅記録

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:56 UTC 版)

マラソン」の記事における「最遅記録」の解説

競技スタートしてからゴールするまでに最も長く掛かった公式記録は、日本金栗四三記録した54年8ヶ月6日5時間3220秒3である。 金1912年開催されストックホルムオリンピックマラソン出場したが、レース途中熱中症になり、昏睡状態陥ったこのためマラソンコース付近にあった農家保護されたが、意識戻ったのは翌日の朝であったその後、金棄権申告をせずに帰国し大会関係者一連の事実把握していなかったので、記録上は競技継続競技中に失踪し行方不明)のまま、大会日程終了した。 時は流れ1967年ストックホルム市オリンピック開催55周年記念する式典開催することになった当時の記録調査したオリンピック委員会は、出場した選手のうち金のみが、完走棄権もしていない状態であることを発見したこのため委員会は、改め棄権する完走するよう金要請行った。金ストックホルムへ赴き、式典の中で当時コース実際に競技場内100メートル残りの距離を消化した扱い)を走ってゴールし完走半世紀以上という公式記録残された。なおその時、「日本の金ただ今ゴールインタイム54年8ヶ月6日5時間3220秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会全日程を終了します」というアナウンスがされ、金はこれに対し、「長い道のりでした。この間に孫が5人もできました」と、ユニークなコメント残している。

※この「最遅記録」の解説は、「マラソン」の解説の一部です。
「最遅記録」を含む「マラソン」の記事については、「マラソン」の概要を参照ください。

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