日本武道館と柔道、武道憲章
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1961年(昭和36年)6月、柔道が1964年東京オリンピックの正式競技に決定すると柔道愛好者の国会議員は国会議員柔道連盟を結成した。同連盟会長に就任した衆議院議員正力松太郎(のちに柔道十段、講道館殿堂)は、「世界に誇る武道の大殿堂を東京の中央に建設して、斯道の発展普及を図りたい」と表明。同年6月30日、武道会館建設議員連盟を結成し、会長:正力松太郎、副会長:水田三喜男(柔道五段、剣道三段)、松前重義(のちの全日本柔道連盟理事・国際柔道連盟会長)、佐藤洋之助、赤城宗徳(剣道範士)が就任した。 1962年(昭和37年)1月31日、文部大臣の認可を得て財団法人日本武道館(会長:正力松太郎、副会長:木村篤太郎<初代全日本剣道連盟会長>、松前重義、理事長:赤城宗徳)が発足。1964年(昭和39年)9月15日に日本武道館が落成。同年10月20日〜23日に東京オリンピックの柔道が実施された。 日本武道館創設から副会長や全日本柔道連盟理事、国際柔道連盟会長、全日本学生柔道連盟(学柔連)会長等を歴任している第四代会長・松前重義の任期には、1977年(昭和52年)4月23日に日本武道館の中に日本武道協議会が発足し、1987年(昭和62年)4月23日 日本武道協議会設立10周年記念式典において武道憲章制定が行われている。 全日本柔道連盟(全柔連)も入居する講道館にのちに入居した学柔連だが全柔連対学柔連の内紛のころは日本武道館に入居していた。そのためこの内紛は「講道館対武道館」とも表された。
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