文字書き人形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 05:37 UTC 版)
発見されているオリジナルは2体。 1体はアメリカで発見された。平成3年(1991年)、アメリカの研究家から日本の研究家に、アメリカのコレクターが所有しているとの情報がもたらされたが、そのコレクターは、江戸時代の文字書き人形に関する知識は持っていなかった。そこで日本の研究家からアメリカの研究家に、江戸時代のからくり人形に関する資料が逐次提供され、そのコレクターの理解と信頼を長年かけて獲得。平成14年(2002年)、人形売却の同意が取り付けられた。広く買い手が募られた結果、平成16年(2004年)に大阪府寝屋川市の東野進が購入した。この人形の製作に関する具体的な資料は見つかっていないが、台座を覆う衝立の模様が田中久重作の弓曳童子の台座の衝立と一致しており、久重作と推定されている。日本に持ち帰られた人形は、新しい所有者によって動かなかった機構が修理されると同時に、人形の顔や手が完全に塗り直され、衣装が新調され、さらに、台座の機構にはそれまでなかった装置が組み込まれ、翌年の愛・地球博で展示された。現在の所有者は久留米市教育委員会。 もう1体は右手と口に咥えた筆で「松」「竹」の二文字を同時に書ける文字書き人形で、平成21年(2009年)に安城市内の古民家から発見された。現在は安城市指定有形民俗文化財に指定され、安城市歴史博物館に所蔵されている。また九代目玉屋庄兵衛により複製品が製作され、同博物館に所蔵されている。
※この「文字書き人形」の解説は、「からくり」の解説の一部です。
「文字書き人形」を含む「からくり」の記事については、「からくり」の概要を参照ください。
文字書き人形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 15:25 UTC 版)
「寿」「松」「竹」「梅」の4文字が書ける「文字書き人形」が、平成3年(1991年)にアメリカにあることがわかり、平成16年(2004年)に日本に持ち帰られ、東野進氏が修復した上で、翌年の愛・地球博で展示された。現在は久留米市教育委員会が所有している。(購入金額6000万円)
※この「文字書き人形」の解説は、「田中久重」の解説の一部です。
「文字書き人形」を含む「田中久重」の記事については、「田中久重」の概要を参照ください。
- 文字書き人形のページへのリンク