文人画とは? わかりやすく解説

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ぶんじん‐が〔‐グワ〕【文人画】

読み方:ぶんじんが

文人余技的に描いた絵画多く水墨または淡彩で自然な感興を描くことが重んじられ中国元代一定の様式をもつようになった明代末、董其昌(とうきしょう)らがこの系譜南宗画称してからは南宗画同義となり、日本には江戸時代入り独自の発達遂げた。→南画


文人画

読み方:ブンジンガ(bunjinga)

画院画家でなく士大夫である文人高士趣味として描いた画。

別名 南画南宗画


文人画

読み方:ぶんじんが

  1. 南画の別名。
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文人画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/29 06:55 UTC 版)

文人画(ぶんじんが)とは、中国において職業画家の画(院体画)に対し、文人が余技として描いた絵画のことをいう[1]琴棋書画の画に当たる。中国にとどまらず、近代以前の朝鮮・日本にも広がり、また影響を及ぼした。


  1. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「文人画」の解説『文人画』 - コトバンク
  2. ^ 河野道房『中国山水画史研究ー奥行き表現を中心にー』(第1刷)中央公論美術出版、2019年2月、335頁。ISBN 9784805507995 
  3. ^ 佐々木&佐々木 1998, pp. 97–101.
  4. ^ a b 佐々木&佐々木 1998, pp. 95–97.
  5. ^ 佐々木&佐々木 1998, p. 97.
  6. ^ 滕固『唐宋絵画史』(初版)中国古典芸術出版社、1958年3月。ISBN 9787531477303 
  7. ^ 中村茂夫『中国画論の展開』(初版)中山文華堂〈普唐宋元篇〉、1965年。 NCID BN05160225 


「文人画」の続きの解説一覧

文人画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:09 UTC 版)

中国の絵画」の記事における「文人画」の解説

中国の文化、特に宋時代以降文化は、文人士人士大夫したいふ)と呼ばれる人々リードした文化であった中国絵画史、特に宋時代以降のそれは、文人士大夫が自ら筆をとり、享受した絵画、すなわち文人画が重要な位置占める。文人とは、儒教的価値観基盤にした教養道徳身に付け知識層のことである。そのなかで高級官僚地位にある人々士大夫尊称した。彼らは官吏登用試験である科挙合格したエリートであって一般庶民とははっきり区別されていた。むろん、文人画家以外に、宮廷画家民間職業画家存在したが、明末董其昌とうきしょうのような理論家は、文人画を上位に置き、職業画家絵画は、たとえ技巧の点で優れていても、文人画よりは一段価値の下がるもの、学ぶ価値のないものと見ていた。こうした文人画の主流は、ジャンル的には山水画であり、技法的には絹(または紙)に墨一色描かれ水墨画であった

※この「文人画」の解説は、「中国の絵画」の解説の一部です。
「文人画」を含む「中国の絵画」の記事については、「中国の絵画」の概要を参照ください。

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