教育・研究促進
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「全米技術アカデミー」の記事における「教育・研究促進」の解説
Grand Challenges for Engineering 2008年2月、NAEは今後100年間に達成すべき工学上の14の大きな課題を発表した。これらの課題を選ぶため、NAEは科学技術の専門家委員会を招集した。同委員会はウェブサイトで一般の意見も集めつつ、外部の専門家の意見も聞き、数カ月かけて課題を選定した。2008年10月6日、NAE年次会合でこの課題についてのシンポジウムが開催された。その後、その一覧の出版物の電子版がウェブサイトにて公表された。また一般から課題の重要性についての投票を受け付け、2008年6月30日に投票が終了。投票結果(順位)は次の通りである。太陽エネルギーを経済的なものにする。 核融合によるエネルギー供給実現。 きれいな水を使えるようにする。 脳のリバースエンジニアリング 学習のパーソナライズを進める。 Frontiers of Engineering 新しい工学分野のリーダー(通常30から45歳)を集め、様々な分野の最先端研究・開発について議論する場を提供するプログラム。参加者間で協力関係を築き、アイデアをネットワーク化し共有することを目的としている。毎年3回、アメリカ単独、アメリカ-ドイツ間、アメリカ-日本間でシンポジウムが行われている。また、2年に1回アメリカ-インド間のシンポジウムが行われている。 Diversity in the Engineering Workplace 技術系の人材を増やすための研究に関するプログラム。ワークションを開催し、関連する団体と協力し、何が必要かを検討し改善に努めている。その一環として EngineerGirl! と Engineer Your Life というウェブサイトを運営している。 The Center for the Advancement of Scholarship on Engineering Education 工学系教育カリキュラムの時代の変化に対応した変更などを提案するプログラム。 Technological Literacy/K-12 education 高校までの教育(K-12)における工学系カリキュラムの作成と実施に助言することを目的とするプログラム。数学や科学も含めた理系教育の結びつきを扱い、教育における慣行を周知させることも目標としている。また、生徒、教師、学校外の大人という3者における技術的リテラシーのレベルの調査を行っている。 Center for Engineering, Ethics, and Society 工学研究や事業における倫理的問題の特定と解決を図ることを目的としている。Online Ethics Centerと密接に連携している。 Engineering and the Environment 技術系の事業は環境破壊を引き起こすことがしばしばあった。このプログラムは環境への悪い影響を和らげる最先端の取り組みを認め、紹介することを目的としている。また、環境に関して持続可能な未来を生み出すための政策指針を政府・民間企業・一般大衆に提供している。
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