手に持つもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/11 09:19 UTC 版)
ガーメントバッグ スーツ(ジャケットとスラックス、上下)を入れて半分に折りたたみ携行できるようにした鞄。 抱鞄(かかえかばん) ビジネス用途で書類入れとして用いられた鞄。抱えて持つことが多かったが、日本では大正時代半ばから手提げ式が多くなり、学生鞄としても広く用いられていたが、現在では学生用としては衰退気味である(ごく一部の中学生、高校生が用いているのみ)。 キャリーバッグ(英:Carrier bag) 持ち運びに用いる小型から中型の鞄。手に持つタイプや肩に掛けるタイプなど、いろいろな形がある。紙またはプラスチック製の買物袋。 クラッチバッグ 肩ひものついていない小型のハンドバッグ。 ケリーバッグ 女性用ハンドバッグの一種。元祖はエルメスの旧「サック・ア・クロア」。 セカンドバッグ 手で抱えて持つ小型の鞄。従来は大型の鞄の中に入れて用いられていた。 トートバッグ 四角い形状をしていて持ち手が2本ある鞄。多用途で用いられる。主に鞄上部(天)のみが開口部となっている場合が多い。薄手のものは折り畳んで小袋に入れ携帯できる。近年、レジ袋削減及び環境保護のための「マイバッグ」として注目されている。 ドラムバッグ ドラム状をしている鞄。ロールボストンともいう。 トロリーバッグ'(Trolley case) キャスター付きで、鞄に付属する取っ手の出し入れができる、主に旅行用の鞄。トローリーケースとも呼ばれている。 ブリーフケース(brief case) 書類を入れるためのかばん。あくまで少量の書類を入れるためのかばんであり、非常に薄く、入れられるのはせいぜいハードカバー本1冊分程度の厚みのものまで。かつて大使館員、特に書記官や駐在武官(フランス語で「アタッシェ」、attaché)が書類を携帯するのに使用していたことから「アタッシェケース」とも。そのフランス語が英語に入りアクサンテギュの取れたattache(英語では訛(なま)って「アタッシュ」と発音)を日本語で取り入れる場合もあり、日本語ではどちらの表記も用いられる。 フレームトップケース(frame top case) イギリスでは「トップフレームブリーフケース」とも。アメリカでは「ドクターズバッグ」「ロイヤーズバッグ」、日本では「ダレスバッグ」とも。 イギリスの呼び方は素直に鞄の構造をもとに呼んでいる。鞄の上側開口部が口金構造であることから。口金式のブリーフケースで、マチ幅の広いものをこう呼ぶ。素材は硬くて厚い牛革が用いられることが多い。アメリカでは携行品の多い医師がこれを多用することからドクターズバッグ(Medical bag)、あるいは多数の書類を持ち歩く弁護士が多用することからローヤーズバッグ(Lawyer's bag)といわれる。日本の鞄専門店がアメリカのダレス特使が愛用していたことから自社製品に勝手にこの愛称をつけた(あくまで愛称である)。かつては堅牢かつ容量自在な鞄として普及していたが、ナイロン製の軽量鞄に普及に押され気味である。Mr.ビーンも使用している。 ポーチ(pouch) 小物を入れる小型の鞄。英語でパウチ。 ボストンバッグ(Boston bag) 底が長方形。ボストン大学の学生達に愛用されていたことからこの名がある。日本では大正末から製造されるが、昭和初期からファスナー式が中心となる。マジソンバッグが有名。 ガーメントバッグ 抱鞄(かかえかばん)の一例。手提げ式の学生鞄 ブリーフケース。フランス語で「アタシェケース」、英語なまりで「アタッシュケース」とも。 手に持つタイプのトラベルバッグ(旅行かばん) 旅行によく使われるトロリーバッグ
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