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学生鞄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/08/31 09:51 UTC 版)

学生鞄(がくせいかばん)とは、日本の学生が通学用に用いるのことをいい、スクールバッグ学バンスクバとも呼ばれる。ランドセルなど小学生用のものや大学生が使うものは通常含まれず、中高生が使用するものを主に言う。狭義には皮製の抱鞄を言うことがある。この場合スクールバッグとは呼ばれないことが多い。

校則によって指定されている[1]場合から、全くの自由とされている場合まで幅がある。他の校則と同様、中学校の方が高校より厳しく指定されている。制服などと同様に、生徒がオリジナリティや個性をアピールする時にアレンジやカスタマイズされる対象となり、ファッション性を持つ。

また、学生鞄の補助的に用いられる鞄を補助鞄、サブバッグと呼ぶ。補助鞄も指定されている場合と、生徒が自主的に使う場合がある。以前、マディソン・スクエア・ガーデンバッグが一部に流行した。ショップの袋を使用する場合もある[2]


  1. ^ 坂本秀夫『こんな校則あんな拘束』(朝日新聞社、1992年、p44-45)では、合成皮革の学生用の鞄、補助鞄としてナップサック、ポケットバッグと、第三カバンまで指定されている例が挙げられている。少なくとも「第二かばんまで指定する例は多」く、「第一鞄は握り手一つの古典的な学生かばんか、男子の場合、布製の肩かけかばん。『肩かけかばんはけさにかけて歩行する。極端に長くしたり短くしない……(後略)』」など持ち方も指定される例もある。ただし、現在はこれよりも緩和されているものと思われる。
  2. ^ 「ショップの袋 色柄形にバリエーション(ウチらのはやりモン)」『朝日新聞』2003年7月6日、朝刊、29面。
  3. ^ 株式会社小山鞄製 「学生鞄の流れ」から
  4. ^ 富山県の例を示す。「手提げカバンからリュック型へ。富山市内の中学生の通学スタイルが、ここ数年で変わってきた。かつて、手提げカバンは学校が指定、義務付けていたが、持ち物の『自由化』傾向とともに少数派に。」このような趨勢は富山県にとどまらず全国的なものと思われる。(「手提げ・肩かけ…カバン『自由化』で中学生は(リポート富山)」『朝日新聞』1998年4月3日、朝刊、富山面。「聞蔵IIビジュアル」にて閲覧。)
  5. ^ a b c 秋田県で、東京の高校のスクールバッグが人気があると報道する記事がある。また、東京のスクールバッグを販売する秋田のリサイクルショップの店主は「芯を抜いたり、洗濯して、使い込んだ感じを出してから使用するのだそうです」と語っている。(「ブランド感覚、中高生に人気 東京のスクールバッグ」『朝日新聞』2006年2月18日、朝刊、秋田全県・2地方面、p30)
  6. ^ 高知新聞ニュース「学生かばん今は昔… 主役ザックに交代」から。記事中には、「清和女子中高は『(生徒たちが)かばんをぺちゃんこにするので、機能を果たしていない』などを理由に、5年ほど前にナイロン製手提げバッグ(約450グラム)に移行」とあるように、後述する潰し鞄の流行への対策で皮製の抱鞄から脱するところもある。これは、逆説的に潰し鞄の流行の大きさを示す一つの例ともいえる。
  7. ^ gooランキング 「今思い出すと恥ずかしい学校制服の着こなしランキング」では、「ぺちゃんこにした学生鞄」が一位となった。潰し鞄の流行がわかる一つの証左だろう。
  8. ^ 改造した潰し鞄を「ペチャカバン」と呼ぶこともあった。千葉県教組が出版した『私たちの授業創造シリーズ・生活指導編』を紹介する記事で、その指導書から引用して、「ペチャカバンは、学生カバンをペッタンコにしてシールを張ること」であり、「最近の非行の中身や前兆の一例」に挙げられている(「千葉は非行対策の先進県? 教組が指導書 画一化心配の声も」『朝日新聞』1985年5月14日、p22)。
  9. ^ a b 置き勉については、このような解説がなされる。「高校生は、副教材、ノート、辞書、体操服やお弁当まで、荷物が多い。太くて重くなったカバンは『ブタカバン』となって好まれない。そこで、必要最小限のものだけをカバンに入れて持ち帰り、ほかの教科書類は学校においておく。これが『おきべん(置き勉)』である」(「おきべん 高山勉(青春譜)」『朝日新聞、大阪本社版』1996年6月8日、夕刊、p2。「聞蔵IIビジュアル」にて閲覧。)
  10. ^ a b c 「カバンを持たず、手ぶらで通学するヤンキーもいたが、(中略)カバンは極限まで薄くするものと決まっていた。」ヤンキー仕様の学生鞄の作り方としては、「手順としては、まず芯を抜き、お湯に漬け、ふやかしたあとで両端を糸でグルグル巻きにする。」と紹介される。また、ヤンキーの学生鞄の内容物については、「財布とタバコくらい」で、「教科書ぐらい入らないわけではないが、無理に入れる必要はない。机の中に入れっぱなしにしておけば何の問題もない」として、置き勉との親和性が語られる。そして、鞄のさらなるデコレーションとしては、「有名なチーム(暴走族)」、「愛羅武勇(あいらぶゆう)」「愛死天流(あいしてる)」「アイドルの名前が入った『命』モノ」などのステッカーが「男女問わずカバンに貼られるようになってい」った。(『俺たちの好きなBE-BOP-HIGHSCHOOL―ツッパリ青春漫画の傑作と80年代ヤンキー伝説(別冊宝島)』宝島社、2003年、p76)。
  11. ^ 「ぺちゃんこカバン追放など非行対策」のため、中学生の通学用鞄にランドセルを指定する学校もあった。この学校では、「生徒の通学時カバンは、手提げ、肩掛けなどバラバラで、肩掛けカバンの場合、ベルトを長く伸ばすなどだらしない姿勢をとる生徒が多い。また手提げの革カバンをぺちゃんこにして持ち歩く生徒も少なくなく、対策に悩ませてきた。」この当時の、ぺちゃんこカバンなどに見られる鞄の逸脱性の流行の大きさを示すひとつの事例だろう。ただしランドセルといっても、小学生が使用するようなものではなく、色合いや形状などが異なる特注のものであった。(「中学生にランドセル義務付け 非行対策?それとも、おしゃれ?」『朝日新聞』1988年3月17日、朝刊、p31)
  12. ^ 鞄を薄くすることが校則で禁止されていたことを示す一つの記事を引用する。「現実の『校則』の中には、靴下の色や三つ折り、カバンをぺちゃんこにしないといった細々としたものや丸刈りといったものも含まれているが」と記者に問われ、河上亮一は「細かい校則があって、それを守らせていることがマスコミで強調されるが、ほとんどの教師は生徒に強く指導していない。遅刻しないという基本的なことだって生徒に守らせることが危なくなっているのに、どうして靴下や鞄なんかを守らせることができるでしょうか。」と回答している(「学校と社会の常識は違うのか 河上亮一さん(ゴ問ゴ答)」『朝日新聞』1990年11月6日、朝刊、p16 )。ここからは校則には潰し鞄の禁止が挙げられているが、そこまでを厳密に取り締まることができず黙認の状況があったことが伺える。
  13. ^ 「ペラペラの手提げカバンのニギリの部分に赤色のテープを巻くと『喧嘩売ります』の意になる。また、白テープを巻いた場合は『喧嘩買います』の意になる。」と色テープの意味が解説されている。(『俺たちの好きなBE-BOP-HIGHSCHOOL―ツッパリ青春漫画の傑作と80年代ヤンキー伝説(別冊宝島)』宝島社、2003年、p124)
  14. ^ 記事に、「ちょっと前まで、街のあちこちに生息していた不良たち」の容態として「鳥の巣みたいなリーゼント。長ラン背負ってドカンを引きずり、エナメル靴にぺちゃんこカバン、つば吐きながらガニ股歩き」と素描されている。ぺちゃんこにした潰し鞄が、不良を表す記号となっていたことを示す記述だろう。(「不良 ツッパリはオシャレじゃない?!(若者博覧会:5)」『朝日新聞』1990年5月13日、朝刊、神奈川面。「聞蔵IIビジュアル」にて閲覧。)
  15. ^ ある女子高生は、友達の出身中学指定の学生かばん(紺のナイロンバッグ)を使用し、「ローマ字の校名とアンパンマンマスコットが私らしさ。みんなと同じだけど、微妙に違うのが大事なんです」と語っている。(「『なんちゃって制服』増殖(「制服」異変 女子高生は今)」『朝日新聞』2003年4月15日、朝刊、23面。)
  16. ^ Yahoo!ミュージック - 横浜銀蝿 - 歌詞 - ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校編)から
  17. ^ Yahoo!ミュージック - 横浜銀蝿 - 歌詞 - ツッパリHigh School Rock'n Rollから


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