新ロマン主義
(後期ロマン主義 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 14:29 UTC 版)
新ロマン主義(しんろまんしゅぎ、英: Neo-romanticism、独: Neoromantismus、仏: Néoromantisme)は、西洋文学史ならびに西洋美術史の長期に渡るさまざまな運動を包摂する概念。特に後期ロマン主義とほぼ同義で、ダルハウスがグスタフ・マーラーのような19世紀後半から20世紀初頭の作曲家に関して用いた用語であり、前衛的なモダニズムの意匠を拒絶ないし断念した現代の作曲家を意味した。
- 1 新ロマン主義とは
- 2 新ロマン主義の概要
- 3 ロシアと東欧
- 4 関連項目
後期ロマン主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 07:10 UTC 版)
「20世紀のクラシック音楽」の記事における「後期ロマン主義」の解説
上述のようなロマン主義への異議申し立てというムーヴメントと同時並行的に、基本的に19世紀に確立されたロマン主義(前期ロマン派)の様式で作曲する音楽家もいた。イギリスのエドワード・エルガーの音楽はよく、「エドワード国王時代風」と呼ばれる。その他の大英帝国の作曲家たちは、帝国内各地の民謡(フォークソング)に着想を得た音楽を多く作曲した。そのような作曲家としては、ヴォーン・ウィリアムス、バタワース、クィルター、フィンジがいる。フレデリック・ディーリアスは非常に印象主義的でありながら同時にロマン主義的でもある音楽を作曲した。ロシアのセルゲイ・ラフマニノフとドイツのリヒャルト・シュトラウスは、亡くなる1940年代までロマン主義楽派の様式を貫き通した。フィンランドのジャン・シベリウスとデンマークのカール・ニールセンは調性音楽の枠内で偉大な交響曲を作曲した。イタリアのプッチーニはロマン主義楽派の様式で、「ヴェリズモ・オペラ」と呼ばれる写実主義的なオペラを作曲した。
※この「後期ロマン主義」の解説は、「20世紀のクラシック音楽」の解説の一部です。
「後期ロマン主義」を含む「20世紀のクラシック音楽」の記事については、「20世紀のクラシック音楽」の概要を参照ください。
後期ロマン主義と同じ種類の言葉
- 後期ロマン主義のページへのリンク