建設と天竜川水力電気設立とは? わかりやすく解説

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建設と天竜川水力電気設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/15 15:06 UTC 版)

豊根発電所」の記事における「建設と天竜川水力電気設立」の解説

天竜川沿いの静岡県浜松市天竜区(旧・磐田郡佐久間町)にはかつて採掘する久根鉱山存在した1899年明治32年)に古河市兵衛買収しており、古河鉱業(現・古河機械金属)が運営していた。 古河鉱業では、久根鉱山利用する電力賄うため自家用発電所の「大滝発電所」を1913年大正2年11月新設した。この発電所鉱山から3キロメートルほど下流にあり、天竜川支流半血沢を利用する出力135キロワット水力発電所であった。これに続いて2番目の自家用発電所として建設されたのが豊根発電所であり、1918年大正7年2月に運転を開始した取水天竜川水系大入川からで、川に堰堤田鹿堰堤)を建設山中3.5キロメートルほど導水し、天竜川本流沿いの湯ノ島において落差206メートル得て発電天竜川へと放水した発電所出力当初1,070キロワット増設後3,450キロワット豊根発電所完成により久根鉱山では削岩機使用拡大電動圧縮機選鉱粉砕機運搬電気機関車の導入など電化がさらに進んだ1920年大正9年5月20日古河傘下電力会社として天竜川水力電気設立された。同社古河鉱業から豊根発電所上流部滝原地点水利権引き継ぎ大戦景気により電力不足に陥っていた浜松市方面への電力供給目指す。そして翌1921年大正10年)、浜松変電所までの送電線完成させ6月1日より浜松市内需要家への供給開始し11月からは愛知県岡崎電灯(後の中部電力岡崎〉)に対す送電始めた。こうして本格化した天竜川水力電気事業であったが、同年11月末の決算では400万円払込資本金に対し純利益は6万円余りに過ぎず無配当であった

※この「建設と天竜川水力電気設立」の解説は、「豊根発電所」の解説の一部です。
「建設と天竜川水力電気設立」を含む「豊根発電所」の記事については、「豊根発電所」の概要を参照ください。

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