工部省釜石鉄道とは? わかりやすく解説

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工部省釜石鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/27 18:00 UTC 版)

釜石鉱山鉄道」の記事における「工部省釜石鉄道」の解説

1880年明治13年2月17日 工部省釜石鉄道として、釜石桟橋 - 大橋間18kmの本線小佐野 - 小川山(わらびの)間4.9kmの支線、さらに工場への支線含めた総延長26.3kmの鉱山専用鉄道試運転開始。ただし、この時点本線はまだ終点大橋には達しておらず、支線全線竣工1881年明治14年9月であった9月7日 製鉄所鉄道開業式主賓皇族が来釜しなかったため。式典自体予定通り実施された)。新橋駅 - 横浜駅(現、桜木町駅)間鉄道京都駅 - 神戸駅鉄道に続く、日本3番目に開業した鉄道である。軌間は838mm(2フィート9インチ)の特殊なものであったが、レールは16kg平底丈夫なものを使用した機関車は、英国シャープ・スチュアート社から輸入したサドルタンク式の3両を使用した1882年明治15年3月1日 製鉄所燃料用炭焼竃大半失火により焼失して製鉄所休止それに伴い遊休施設となった釜石鉄道一般開放され旅客運輸開始12月13日 大橋からの列車のため停止ができずに唄貝に留置していた車両衝突死傷者を出す事故となった 12月 官営製鉄所の操業停止鉱山閉山により、鉄道全廃燃料となる木炭不足したことと、代替燃料となるコークス使用目処が立たなかったことが原因という。機関車2両と軌条は、大阪阪堺鉄道(現、南海電気鉄道)へ売却された。このため、同鉄道当初は838mm軌間となった残りの1両はブレーキ故障による衝突事故のため運転台大破していたため阪堺鉄道では引き取らず、のちに九州三池港務所にわたり応急修理して使用された。

※この「工部省釜石鉄道」の解説は、「釜石鉱山鉄道」の解説の一部です。
「工部省釜石鉄道」を含む「釜石鉱山鉄道」の記事については、「釜石鉱山鉄道」の概要を参照ください。

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