山陰本線京都口(嵯峨野線)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 07:38 UTC 版)
「国鉄113系電車」の記事における「山陰本線京都口(嵯峨野線)」の解説
1990年の山陰本線の京都駅 - 園部駅間(嵯峨野線)電化により113系が投入され、向日町運転所(当時)に配置された。運転開始時は非冷房の初期車である網干電車区の0番台・福知山運転所の800番台が転入したが、同年夏より冷房車の2000番台が転入し、翌年には大多数が2000番台となった。 電気連結器を装備するC編成が運用され、L編成(電気連結器を未装備)による湖西線・草津線系統の運用に入ることもあった。1996年の園部 - 福知山間の電化後は、福知山電車区113系S編成(5300・5800番台)との併結運用も見られた。 2004年から2005年にかけて、ラッシュ時用としてサハ111形を組み込んだ8両固定編成が3編成存在していた。サハ111形は体質改善工事を受けた6両が在籍していたが、2005年の宮原電車区への転属時に編成から外されて保留車となり、2007年5月30日に廃車となった。これによりサハ111形は形式消滅となっている。 2008年の福知山線223系新製投入により同線の221系が網干総合車両所から京都総合運転所へ転入し、嵯峨野線・湖西線での221系の運用が2008年2月より開始された。余剰となった113系は広島地区へ転用され、広島運転所の103系を順次置き換えた。京都 - 園部間の複線化が完成した2010年3月13日のダイヤ改正で嵯峨野線での113系の運用は終了した。 山陰本線での運用終了で余剰となった京都総合運転所所属車のうち、3編成(湘南色)が岡山電車区に2012年10月まで貸し出され、2008年から2010年にかけて17編成が広島運転所に転属している。なお、米子支社管内の「通勤ライナー」用としてL08編成が後藤総合車両所に貸し出されていたが、2010年3月13日のダイヤ改正で返却された。
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