専用マシン「kuruma」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 21:23 UTC 版)
「インタープロトシリーズ」の記事における「専用マシン「kuruma」」の解説
4リッターV型6気筒エンジン(製造者は未公表)をミッドシップに搭載したワンメイクマシンの「kuruma」が参戦可能車両となる。カーボン及びパイプスペースフレームでつくられたシャシーに、グラスファイバー製ボディーカウルを被せた構成となっており、車重は1,100kg程度である。 エンジンはトヨタ・1GR-FEをトムスがチューニングしたもので、最大出力は340ps/6400rpmを発生する。トランスミッションはパドルシフトの6速シーケンシャルを採用する。ドライバー育成の観点から、ABSやTCSのような電子制御デバイスは基本的に排除されている。 ジェントルマンドライバーの走行データはデータロガーなどで取得し、そのデータをプロフェッショナルドライバーと比較することで、レーシングドライビングスキルの向上に生かすことができる。 使用パーツの大半は日本国内の製品であり、タイヤも横浜ゴム(ADVAN)のワンメイクとなっている。キットの状態で販売され、マシンの組み立ては御殿場周辺のレーシングガレージが担当する。月3台までの受注生産、約2200万円での販売となる。 元々は2011年の東京オートサロンで株式会社ブーメランが発表したモックアップ「BRG1」が原型である。2012年3月25日に富士スピードウェイで行われたスーパー耐久開幕戦では、ピットウォークの時間を利用して谷口信輝によるデモランが行われた。また、シリーズ開幕戦直前となる翌2013年のSUPER GT 第2戦の際もカラーリングされた2台の「kuruma」がデモランを披露している。なお同マシンは、本シリーズ以外に2014〜2015年の間スーパー耐久・ST-1クラスにも参戦が認められていた。
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