宣旨〈延暦二十四年九月二十四日/菅野眞道自署〉 一通
主名称: | 宣旨〈延暦二十四年九月二十四日/菅野眞道自署〉 一通 |
指定番号: | 82 |
枝番: | 02 |
指定年月日: | 1982.06.05(昭和57.06.05) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 古文書 |
ト書: | |
員数: | |
時代区分: | 平安 |
年代: | 808 |
検索年代: | |
解説文: | 二通ともに、桓武天皇の勅命をうけた後宮の女官官司の命令を伝達したもので、平安時代初期の律令国家における後宮の政治的地位を伝えた文書として、歴史上に価値が高い。太政官宣旨は首に「太政官」と掲げ、末に日付と参議左大弁菅野真道、左少史賀茂立長の自署があり、その内容は、内裏宣により東大寺僧賢高の手元にある『天台法華玄記』等の借用を求めたものである。第二通の宣旨は、内侍司の宣旨を伝えた現存唯一の原本で、末に日付と参議左大弁菅野真道の自署がある。崇道天皇の御霊鎮護のため、七大寺衆僧をして七日間読経することが内侍宣によって定められ、この宣旨によって内舎人安倍広主を使として東大寺に名香を持たせるので、今月廿六日から七日間至心読誦するよう命じたものである。両通とも桓武朝の文人官僚として知られた真道の筆跡を伝えて珍しい。 |
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