実躬卿記とは? わかりやすく解説

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実躬卿記〈自筆本/〉

主名称: 実躬卿記〈自筆本/〉
指定番号 177
枝番 00
指定年月日 2000.06.27(平成12.06.27)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書 紙背 文書具注暦
員数 51
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  『実躬卿記』は、権大納言正二位三条実躬日記である。日記の別名に『先人記』『愚林記』『貫弓記』とも呼ばれている。記主の実躬は、権中納言正二位公貫の三男で、右近衛中将蔵人頭経て永仁六年(一二九八)に参議となり、正和五年(一三一六権大納言到る文保元年一三一七五四歳で出家し法名実円号した没年未詳である。
 日記遺存する期間は、弘安六年(一二八三)一九歳から徳治三年一三〇七)四三歳までの二五年間に及ぶ。
 内容は、蔵人頭経て権中納言到る時期にあたり朝廷政務儀式について等を詳細にわたって記録している。紙背は、具注暦仮名暦書状類、なかには歌合うたあわせ】の一巻があり、鎌倉時代の未紹介文書としても重要である。
 体裁は、原表紙付けられているが、軸木付けられていない。軸を付けない方が巻子として扱いやすいためで、当初の姿をとどめている。実用巻子本使われ方うかがえて貴重である。なお、重要文化財尊経閣文庫所蔵本も、軸や裏打ち施して改装しているが、軸が本来なかったことが認められる
 本文は、整然と書かれている嘉元四年(一三〇六)の仮名暦用いて弘安年記書かれていることからわかるように、実躬が日々日記後年整理し書写した清書本である。『実躬卿記』は自筆本として、もと三条西家伝来し、『実隆公記』にも散見している。
 尊経閣文庫所蔵二三巻の他に、宮内庁書陵部東京大学史料編纂所早稲田大学巻子断簡所蔵し本件合わせて、『実躬卿記』の全体完結する
 鎌倉時代後期代表的な日記として、重要な古記録原本である。

実躬卿記〈自筆本/〉

主名称: 実躬卿記〈自筆本/〉
指定番号 37
枝番 00
指定年月日 1978.06.15(昭和53.06.15)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書 紙背 文書具注暦
員数 23
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  権大納言三条実躬日記自筆原本である。その日記は弘安六年から徳治二年に至る凡そ二十三年間の長期に亘り、内容朝儀及び公卿社会動向詳細に伝えて鎌倉時代公卿日記中の代表に挙げられている。この尊経閣本はその中の弘安十年から徳治二年の間二十三巻伝存している。本文料紙鎌倉時代文書、暦、あるいは歌合等の紙背用い体裁よりみて実躬が日々日録後年整理し書き改めた清書本認められる
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古文書:  宗峰妙超筆消息  定額寺官符  実躬卿記  実躬卿記  実隆公記  寂室元光筆消息  寒巖義尹文書




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