大型筐体 (Macintosh II、Quadra)
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「Macintoshの機種一覧」の記事における「大型筐体 (Macintosh II、Quadra)」の解説
NuBusスロットが6つあるMacのこと。Macには拡張性がないとされていたことに対して、Appleの回答の一つである。登場した当時はワークステーションと比較されることが多かった。 Macintosh II Macintosh 初の完全32ビット機かつカラー対応の機種。16MHzの68020 MPUと68881 FPUを搭載し、オプションの68851 PMMU (Paged Memory Management Unit) を追加することで仮想記憶にも対応できた。FDDは800KB(後に2HD対応のアップグレードが出た)。FDDが800KBの機種は、この機種および前述のSEの前期型まで。30ピンSIMMスロット8本でRAMは最大8MB(68851 PMMUを搭載させた上で漢字Talk 7.1でMODE32もしくは32-Bit System Enablerを利用すれば、128MBまで利用できる)。IIおよびIIx、IIfxはビデオ回路を内蔵しておらず、ビデオカードに1スロット消費する。 Macintosh IIx Macintosh IIのプロセッサを68030に、FPUを68882に強化したモデル。FDDがSuperDrive (2HD) になった。 Macintosh IIfx 68030 40MHz搭載機種で、当時の最速マシン。RAM SIMMが特殊で高価なもので(この頃の他機種は30ピンが標準であったがこの機種に関しては64ピン、LaserWriter II NTX-Jと同じ形状)、NuBusも特殊であり互換性に難が生じ、増設ボードによっては利用出来ない問題があった。Macintosh IIとIIxユーザ向けのロジックボードアップグレードも実施された。画面表示を256色モードにして、日付を1990年3月19日に設定して起動時にCommand・Option・F・Xキーを押していると、後述のIIci同様、開発スタッフの写真が表示される(グレイ256階調でも可能かは不明)。 Macintosh Quadra 900 25MHzの68040を搭載したモデルで、このタイプから縦置き用のデザインになる。IIシリーズ以降、初めて追加ドライブを搭載することが可能になり、鍵によるセキュリティーもなされるようになった。30ピンSIMMスロット16本でRAMは最大256MB。 Macintosh Quadra 950 Quadra 900のクロックを33MHzにアップした機種。Quadra 900の発売からわずか3カ月後に販売開始され、900のユーザ向けのアップグレードも実施された。オプションでCD-ROMドライブ搭載も可能だった。
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