域外における展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 19:58 UTC 版)
「共通安全保障防衛政策」の記事における「域外における展開」の解説
1999年の意思表示を受けてから欧州安全保障防衛政策のもとでは初めて欧州連合部隊 (EUFOR) が2003年3月にマケドニア旧ユーゴスラビアにおいて展開した。コンコルディア (EUFOR Concordia) は北大西洋条約機構の資源・組織の支援を受けて行動し、和平維持に成果をあげたものとみなされ、その後の警察団 "EUPOL Proxima" に引き継がれた。これ以降も小規模ながら、警察、司法、監視団が展開されていった。マケドニアと同様に、欧州連合はボスニア・ヘルツェゴビナにおいても平和維持活動部隊アルテア (EUFOR Althea) を展開した。 2003年5月から9月の間には、国際連合安全保障理事会決議1484のもとでコンゴ民主共和国における「アルテミス作戦」を展開した。アルテミス作戦では将来の展開において用いられる「枠組国」制度が示されていた。欧州連合は2006年6月にも、コンゴ民主共和国での選挙機関における国際連合の活動を支援するために "欧州連合部隊 DRコンゴ" (EUFOR DR Congo)を派遣した。 地理的に、バルカンやコンゴ民主共和国以外で欧州連合の部隊はグルジア、インドネシア、スーダン、パレスチナ、ウクライナ、モルドバで展開している、またイラクにおいては司法ミッション "EUJUST Lex" を派遣している。2008年にはチャドと中央アフリカにおいても国際連合とともに部隊の展開を行っている。
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