善通寺伽藍并寺領絵図とは? わかりやすく解説

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善通寺伽藍并寺領絵図

主名称: 善通寺伽藍并寺領絵図
指定番号 99
枝番 00
指定年月日 1985.06.06(昭和60.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 古文書
ト書
員数 1鋪
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  空海誕生霊場として著名な善通寺伽藍ならびに周辺寺領描いた絵図である。図は楮紙十二継いで料紙とし、南を上にして東側中央善通寺伽藍掲げる。本図中心をなす善通寺伽藍部分は、建築史上にも注目されるもので、境内界線にて結界し、中央に唐の青龍寺金堂模したという二階七間金堂描いている。また、仲村・弘田両郷条里区画をもって示され寺領中には「そうしやう」「田ところ」などの寺僧庄官名主名が注記されるほか、三箇所の溜池とそこから導かれ用水が太い墨線によって詳細に描かれているのは、これらの用水善通寺による一円保の経営にとって重要な意味をもっていたことを表している。図中に描かれ五岳山の山並樹木などの大和絵様の筆法や、伽藍配置仁治四年(一二四三)三月二十一日当寺詣で道範の『南方流浪記』の記事一致するところから考えて本図鎌倉時代中期頃の製作になるものとみられる
 なお夲図には徳治二年(一三〇七)裏書があるが、筆跡等よりみて、この部分徳治相論時の追記認められる



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