名前《蓮》の読み方
人名用漢字「蓮」の主な読み方
れん、れ、は男の子の名前の読み方
れん、れ、は女の子の名前の読み方
れん、れ、は漢字に込められた主な意味・イメージ
「蓮」は、植物を表すくさかんむりと「連(れん)」とを組み合わせた漢字。「連」は「つらなる」ことを意味するため、くさかんむりと合わせて植物の「蓮」の「つらなってたくさん実をつける」様子を表しています。もともとは「蓮の実」のみを指す漢字であり、花や葉、茎にはそれぞれ異なる字が用いられていました。「蓮」の訓読みは、「はす」。「蓮」の実の断面がハチの巣のように多くの穴があいていることから、「ハチの巣」から転じて「はす」と呼ぶようになりました。「蓮」は、スイレン科の多年生水草。7月の誕生花であり、夏の季語として用いられています。夏には水面に花茎を出し、淡紅色や白の花が咲きます。「蓮」のイメージ:仏教における「蓮」の花(蓮華)は、極楽浄土の象徴です。仏教の経典には、「泥中の蓮」という言葉があります。「蓮」は、汚れた泥水の中からでて、水面に美しい花を咲かせる植物。仏教の「苦しみがあってこそ幸せを感じられる」という教えと重なるので、「汚れた環境でも、染まらずに清く生きること」のたとえになっています。仏教との関わりが深い「蓮」の花言葉は「神聖、清らかな心」。また、「離れゆく愛」や「雄弁」といった花言葉もあります。
「蓮」の花言葉や「泥中の蓮」から想起されるイメージは、「美しく清らか、どんな困難にも打ち勝つ、優しさと強さを併せ持つ」です。さらに、おせち料理の食材の1つである「蓮根」は、「蓮」の地下茎。断面にあいた穴から向こう側が見えるため、「未来が見通せる、将来の見通しが良くなる」といった願いが込められた、縁起の良い食べ物だとされています。よって、名前の「蓮」に込められている想いは、「美しく清らかな心を持ち、穏やかな人生を送ってほしい」や「どんな困難にも負けない、強い心を持ってほしい」です。また、「つらいことがあっても乗り越え、良い結果につなげられるよう」という想いも込められています。
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