柔道形
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柔道形(じゅうどうかた)とは、日本伝講道館柔道において、攻撃防御の理合いを習得するために行われる形稽古のことである。柔道では単に形(かた)と呼ばれる。形(型)(かた)による形稽古は日本の武道(日本の武術)では普遍的な稽古法である。
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- ^ 『警視庁柔道基本 捕手の形]』
- ^ 平野時男『柔道世界投げ歩る記』
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古式の形
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古式の形(こしきのかた)は、創始者嘉納治五郎が学んだ柔術「起倒流」と「天神真楊流」のうち、起倒流の竹中派に伝えられていた形をそのまま保存したものである。乱取り等は着衣のみの軽装で行われるが、この形は鎧組討(よろいくみうち)を想定している。初期には「起倒流・表裏の形」「起倒流の形」などと称されていた。嘉納師範は、柔道の勝負上の精妙な理合いの原則を理解させるために古式の形を残した。表の形14本、裏の形7本であり、表は荘重優雅に段をつけて、裏は敏速果敢に段をつけずに動作する。このかたちは1990年(平成2年)に統一されたものである。 1894年(明治27年)5月20日、小石川下富坂町に講道館道場が新築され、落成式の際に嘉納が小田勝太郎を相手に演じ、勝海舟(勝も起倒流の修行経験があった)が感極まったといわれ次のような書を贈っている。「無心而入自然之妙、無為而窮変化之神」(無心にして自然の妙に入り、無為にして変化の神を窮む)。 表体(たい) 夢中(ゆめのうち) 力避(りょくひ) 水車(みずぐるま) 水流(みずながれ) 曳落(ひきおとし 虚倒(こだおれ) 打砕(うちくだき) 谷落(たにおとし) 車倒(くるまだおれ) 錣取(しころどり) 錣返(しころがえし) 夕立(ゆうだち) 滝落(たきおとし) 裏身砕(みくだき) 車返(くるまがえし) 水入(みずいり) 柳雪(りゅうせつ) 坂落(さかおとし) 雪折(ゆきおれ) 岩波(いわなみ) 嘉納治五郎 - 古式の形:こしきのかた
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