反正天皇とは? わかりやすく解説

はんぜい‐てんのう〔‐テンワウ〕【反正天皇】

読み方:はんぜいてんのう

記紀で、第18代の天皇仁徳天皇第3皇子。名は多遅瑞歯別(たじひのみずはわけ)。倭の五王一人珍に比定する説がある。


反正天皇

仁徳天皇と母葛城磐之媛命の子とされているので皇位継承が兄弟の間で行われたことになる。
淡路島生まれたこととされている。
古代における大王王位継承(兄弟間の相続)に重要な前例開いたことで知られるが、天皇の事績としては記すべきものはない。
反正天皇は「宋書倭国伝」のいわゆる倭の五王」のうちの「珍」にあてる説が有力で、「宋書倭国伝」には、珍が「使を遣して貢献し、みずから使持節都督、倭、百済新羅任那秦韓、慕韓六国諸軍事、安東大将軍倭国王称し表して正せられんことを求む」とあり、このうち安東将軍倭国王に除せられたのみだが、その使を遣して貢献した背景考えると、今に伝わらないが反正天皇のなんらかの事績があるのかもしれない


反正天皇 百舌鳥耳原北陵
(はんぜいてんのう もずのみみはらのきたのみささぎ)

御陵写真 陵印
代   数 :第18
天 皇 名 :反正天皇
はんぜいてんのう
御   父 :仁徳天皇
御   母 皇后磐之媛
御 陵 名 百舌鳥耳原北陵
もずのみみはらのきたのみささぎ
陵   形 前方後円
所 在 地 大阪府堺市堺区三国ヶ丘町2丁
交通機関等 南海堺東下車  東へ0.4km
陵印保管場所 古市陵墓監区事務所

反正天皇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/11 04:07 UTC 版)

反正天皇(はんぜいてんのう、仁徳天皇39年? - 反正天皇5年1月23日)は、日本の第18代天皇(在位:反正天皇元年1月2日 - 同5年1月23日)。『日本書紀』での名は瑞歯別天皇。兄弟継承した初の天皇。


  1. ^ http://www.atomigunpofu.jp/ch5-wild%20flowers/itadori.htm
  2. ^ 『新撰姓氏録』男武額赤命七世孫御殿宿禰男色鳴。大鷦鷯天皇御世。皇子瑞歯別尊。誕生淡路宮之時。淡路瑞井水奉灌御湯。于時虎杖花飛入御湯中。色鳴宿禰称天神寿詞。奉号曰多治比瑞歯別命。乃定丹治部於諸国。為皇子湯沐邑。即以色鳴為宰。令領丹比部戸。因号丹比連遂為氏姓。
  3. ^ 『日本書紀(二)』岩波書店 ISBN 9784003000427
  4. ^ 外池昇『事典陵墓参考地 もうひとつの天皇陵』(吉川弘文館、2005年)pp. 49-52。
  5. ^ 反正天皇(国史).
  1. ^ 天火明命の3世孫の天忍男命の子の武額赤命の7世孫の御殿宿禰の子


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