初代 W450(1998 – 2007年)
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「スマート・フォーツー」の記事における「初代 W450(1998 – 2007年)」の解説
1997年にフランス東部のハンバッハに生産工場を建設。翌1998年、「シティークーペ」 (city-coupé) として欧州で発売を開始。全長2.5 m×幅1.51 m×高さ1.52 mという非常にコンパクトなボディは、全長が欧米での通常の乗用車の幅員+ドア開き幅とほぼ同じことから、1台分の縦列駐車用スペースに2台を「横置き」することも可能である。 パワートレーンには599 ccのターボチャージャー付き直列3気筒ガソリンエンジンが搭載され、モデルにより33 kW(45馬力)、40 kW(54馬力)、45 kW(61馬力)の3仕様があった。加えて、799 cc直列3気筒ディーゼルターボエンジン(30 kW, 41馬力)もラインナップに加わっていた。エンジンレイアウトは車体後部に配置したリアエンジン・リアドライブ (RR) 方式を採用している。トランスミッションにはゲトラグ製のセミオートマチックトランスミッションが採用された。 幅員を1.48 m以内に納めると日本の軽自動車規格に収まることから、2001年(平成13年)には日本市場専用モデルとして、タイヤサイズを変更しフェンダーを35 mm狭めて軽自動車登録を可能とした日本市場専用モデル「スマートK」を販売している。Kではないスマートであっても、Kのリアフェンダーに交換あるいは社外品のキットを取り付ければ軽自動車登録が可能であった。 2002年、マイナーチェンジを実施。エンジンを698 cc直列3気筒ターボ(出力37 kWまたは45 kW)と排気量を拡大し、シャシを強化。また、フロントウィンドシールド及びドアのないオープンカーの限定モデル「クロスブレード」も発売されている。 2004年、フォーフォーの誕生に併せて、車名を「フォーツー」へ変更。「スマートK」の販売を終了(11月)。
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