分布・疫学とは? わかりやすく解説

分布・疫学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 03:23 UTC 版)

牛流行熱」の記事における「分布・疫学」の解説

東アジア最初に報告され以降アジアアフリカオーストラリアなどの熱帯から亜熱帯地域温帯地域発生みられるヌカカ介することから季節性があり主に夏から秋にかけて流行する日本での北限北緯38°あたり(新潟県福島県以南)とされている。 日本では1988年九州・沖縄各県372頭の発生があり、1989年には沖縄県333頭の発生報告された。1988年発生以前日本国内生産されている牛には抗体認められておらず、中国韓国発生に伴いウイルス持ったベクター渡り鳥などに付着して国内入ってきたと考えられている。2001年には沖縄県八重山地方で約1400頭の牛に発生確認された。この発生直前には台湾牛流行熱発生があった。 ウイルス罹った牛のうち約80%は不顕性感染であり、同居感染はしない

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分布・疫学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 22:52 UTC 版)

イバラキ病」の記事における「分布・疫学」の解説

東アジア東南アジア国々オーストラリア見られる牛流行熱と同様でヌカカ介することから季節性があり主に夏から秋にかけて流行する日本での北限北緯38度新潟県福島県以南)とされている。 日本では1959年夏から秋にかけて関東地方以南各地発生して以降1982年まで長期間発生確認されなかった。1982年では九州地方小規模な発生があった。これと全く同時期に韓国でも発生確認されている。1987年九州地方高知県および兵庫県発生1997年から1998年には九州地方から近畿地方までの西日本発生した日本での発生には地域性低地湿地)が認められ1987年1997年流行では西日本のほぼ同一地域確認された。また発病牛は黒毛和種褐色和種といった肉用牛割合ホルスタイン種より高くウイルス対す感受性には種差があり肉用牛は高いと考えられるウイルスの伝播ウイルス血症起こした動物吸血したベクターを介して起こり接触感染飛沫感染では起こらない日本ではウシヌカカによる媒介多くイバラキ病主な原因となっている。また感染牛は3ヵ月長期間にわたりウイルス血症起こすことから、不顕性感染個体疾病流行存続大きな役割を果たす考えられている。感染牛のうち約80%は不顕性感染示し残りの約20%顕性感染を示す。発症した牛のうち約20%個体死に至る。同居感染はない。

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