再度の政権与党復帰と安倍一強とは? わかりやすく解説

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再度の政権与党復帰と安倍一強

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:24 UTC 版)

自由民主党 (日本)」の記事における「再度の政権与党復帰と安倍一強」の解説

鳩山由紀夫菅直人野田佳彦と3人の首相交代する短命内閣続いた民主党政権下で、2012年12月16日第46回衆院選自民党絶対安定多数超える294議席獲得その後鳩山邦夫復党295人)、同じく野党だった公明党とともに政権与党返り咲いた総選挙10日後の12月26日野田第3次改造内閣総辞職5年ぶりに安倍首相に登板して第2次安倍内閣発足3年ぶりに自公連立政権復活した2012年12月から2020年9月までの安倍政権第2次安倍内閣第4次安倍第2次改造内閣)において、いわゆる安倍一強」と呼ばれる状況現れた。 「ある意味で、本来の議会内閣制の形が出現した」という面もあるが、首相へ権力集中進み政策主導権執政府へと集中し党内論議低調になったとされる首相主導体制構築により党が政府の方針に従うことが増え党内での政策形成がかつてほど重要ではなくなっていった近年における自民党変化もある。 2013年平成25年)の第23回参院選公明党合わせて過半数割れ解消2014年平成26年)の第47回衆院選でも現有議席をほぼ維持した2016年平成28年)に選挙権下限年齢20歳から18歳引き下げられて(18歳選挙権)初の国政選挙となった第24回参院選では、一人区32選挙区2111敗で勝ち越すなどして、追加公認含め56議席獲得した(非改選合わせて121議席)。また、いわゆる改憲勢力」(自公おおさか維新の会日本のこころを大切にする党、その他改憲前向きな諸派・無所属議員加えた勢力)が衆参両院3分の2超え憲法改正の発議要件満たすことになったその後民主党離党し無所属活動していた平野達男入党したことで、27年ぶりに参院単独過半数達した2017年平成29年1月16日に、日本のこころを大切にする党(のちに日本のこころ経て自民党合流し消滅)と参議院統一会派自由民主党・こころ」を結成18歳選挙権施行されて初の衆院選となった2017年10月第48回衆議院議員総選挙では、小選挙区218議席(うち無所属で当選後、公示日遡って自民党公認となった議員3人を含む)、比例代表66議席選挙前と同じ284議席獲得する圧勝。また南関東ブロック近畿ブロック中国ブロックでは小選挙区候補者比例復活含めて全員当選した勝因一つには、野党第一党民進党分裂し希望の党立憲民主党2つ新党結成され三大政党制目指す戦略奏功したことなどが挙げられる2018年平成30年11月日本のこころ吸収合併(同党は消滅)。それに先立ち前月参議院での会派名を「自由民主党国民の声」に改称2019年平成31年4月30日天皇の退位等に関する皇室典範特例法に基づき第125代天皇明仁退位譲位)し、翌2019年令和元年5月1日徳仁第126代天皇として即位した明仁から徳仁への皇位継承)。この皇位継承に伴い平成」から「令和」への改元が行われ、新元号令和」を施行1ヶ月前の同年4月1日菅義偉内閣官房長官(のちに総理総裁就任)が事前発表した令和時代となって初の国政選挙となった2019年7月第25回参院選では、一人区32選挙区2210敗で勝ち越すなどして、選挙区38比例19合わせて57議席獲得した。これは前回参院選を1議席上回るものの、改選66議席には届かなかった。自公連立政権与党併せて改選定数124過半数63)を超える71議席獲得したが、改選議席77)からは6減らし自民党単独での過半数維持できなかった。非改選議員含めた参院全体では自民公明連立与党、それに改憲前向きな野党の日維新の会無所属加えた改憲勢力」の非改選議席79参議院における全議席3分の2である85議席超えず、日本国憲法改憲発議可能な圧倒的多数となる3分の2確保できなかったため、大連立構想や一本釣りなどにより早期改憲発議目指すとしている。 2020年令和2年8月28日安倍首相官邸行われた会見で「持病潰瘍性大腸炎再発し国民負託に、自信持って応えられる状態でなくなった」として正式に辞意表明し、「様々な政策実現途上にあり、コロナ禍の中、職を辞することについて、国民皆様に、心より心よりお詫び申し上げる」と謝罪した一方で次の総理大臣任命されるまでの間、引き続き職務にあたる考え示した。この辞意表明受けて自民党総裁選を行うこととなったが、総裁選時期形式に関する対応は幹事長二階俊博一任された。二階両院議員総会総裁選行い党員投票省略する方向調整する考え示した2020年9月14日施行自民党総裁選挙において、石破茂岸田文雄の2名を圧倒的票数で破り官房長官として約7年8ヶ月にわたり第2次安倍政権支えてきた菅義偉総裁選出された。こうして、2020年9月16日第4次安倍第2次改造内閣総辞職菅義偉内閣成立国会内閣総理大臣指名選挙任命式を経て総理大臣に就任し安倍後任として総裁が第99内閣総理大臣に就任した。安倍首相としての第2次から第4次安倍内閣まで)連続在職日数は2822日を記録しそれまで大叔父である佐藤栄作(2798日)を抜き歴代最長記録したまた、第1次安倍内閣含む)通算在職日数でも3188日と、それまで桂太郎(2886日)を抜き歴代最長在任期間記録した

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