全面低床車両導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 09:26 UTC 版)
「富山地方鉄道富山軌道線」の記事における「全面低床車両導入」の解説
2010年(平成22年)4月に、豊橋鉄道が2008年(平成20年)に導入したアルナ車両製3車体連結全面低床車両T1000形と同型の低床車両・T100形を導入し「サントラム」という愛称が付けられた。旧来の主力車両であった7000形12両の老朽化に伴う車両更新と利便性向上を目的としており、富山地方鉄道としては初めての低床車両の購入となる。当初は2015年(平成27年)の北陸新幹線の開業から数年以内に営業用の7000形の全車を置き換える予定としていたが、2013年2月には今後5 - 6年で4編成を導入する計画とされた。2013年(平成25年)2月10日に2編成目、2015年(平成27年)に3編成目、2017年(平成29年)11月13日に4編成目がそれぞれ営業運転を開始した。 T100形は2010年の導入直後は旧富山大橋の重量制限のため1系統のみでの運用であったが、2012年の富山大橋架け替え以降は1・2両系統で運用されている。新設の環状線での運行にも対応しているが、定期運用はなく、イベント時や、9000形(セントラム)が重要検査で入庫中の場合や事故等で修理の時だけ運用される。2012年10月には車内ライブ電車として貸切での周回運行が実施された。2013年2月には9000形の代走で環状線運用を行い、その後も年間に数回の割合で代走に入っている。
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