入門~入幕
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 12:16 UTC 版)
「西ノ海嘉治郎 (2代)」の記事における「入門~入幕」の解説
1880年に鹿児島県で農業と木挽を営む家の二男として生まれる。15歳で既に「島一番の大男」と言われるまで成長したことから、近所の人に角界入りを勧められるが父親が反対していたところへ、巡業に来た井筒(初代西ノ海という説もある)から熱心に勧誘されて入門した。1900年1月場所で初土俵を踏む。四股名は出身地に因んで「種子ヶ島」とした。 入門時から有望視されたので序二段ながら幕下の申し合いに加わったものの、抵抗を見せずに軽く捻られたことが井筒の逆鱗に触れて足腰が立たなくなるまで青竹で打ちのめされた。堪らずに脱走して東京駅で鹿児島方面の列車を待つ間に発見されて連れ戻されたが、井筒からも反省の言葉と金一封をくれたので、以後の稽古ではさらに身が入って強味を増した。1回の改名を経て、1906年5月場所で「錦洋与三郎」として新入幕を果たす。
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