僕がすわっている場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 14:20 UTC 版)
「ムーン・ライティング」の記事における「僕がすわっている場所」の解説
『お月様の贈り物』の"ある事件"の詳細。 400マイルも旅してトマスがわざわざD.D.のバイト先を訪ねてきた。不機嫌な理由は、新月が過ぎ去ったばかりということと狙っていた市長の娘の母に冷遇されたこと。D.D.と陰険に別れた後、ホテルに戻ったトマス。一方、そのヴェゼイ・ホテルでは"麻薬犬"や"麻薬豚"を動員した麻薬捜査が行われていた。その麻薬豚の一匹、雌豚のキャシーが変身したトマスの雄豚の匂いをかぎ付けて騒ぎたてた。その直後、麻薬捜査を担当していた警備会社の副社長オズボーンの上に豚が落ちてきて即死した。 葬儀の手伝いに派遣されたD.D.は、事故が起きたのがヴェゼイと聞いて動転し、トマスじゃないことを確認して安心する。しかし、人間社会にイラつきながらかみ殺すことの出来る狼男になれなかったトマスが「豚の姿で人間を踏み潰して散歩する」という"気晴らし"に興味を示し、D.D.はそれを妨害しようと様々な他の"気晴らし"をもってトマスを毎日訪問した。 D.D.の会社の先輩社員リッキーはオズボーンの死は彼の警備会社が処分したのだと思い込み、またオズボーンの裏稼業をコンピュータ面で支援していたリッキーも自分も殺されると恐怖していた。一方で、オズボーンの娘サリー・アンとその婚約者ロイは遺された日記からリッキーを犯人と思い込み始めていた。そんな時、リッキーが階段から転げ落ち脳を損傷する重傷を負う。直後にリッキーの部屋を訪ねたD.D.はロイの癖の痕跡を見つけた。ロイを疑ったD.D.はリッキーの関わった不正の証拠集めを始める。危機を感じたロイは部下に命じてD.D.をひき逃げさせ、拳銃で大怪我を負わせた(ここに『お月様の贈り物』のエピソードが入る)。保護者意識に目覚めたトマスが豚男になった日にD.D.に教わった"気晴らし"のネタでロイをいびり、彼の精神を追い詰める。全てが丸く収まった後、D.D.は半月と新月の中間日も含めて毎日出勤した…
※この「僕がすわっている場所」の解説は、「ムーン・ライティング」の解説の一部です。
「僕がすわっている場所」を含む「ムーン・ライティング」の記事については、「ムーン・ライティング」の概要を参照ください。
- 僕がすわっている場所のページへのリンク