変身する"人物"
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 14:20 UTC 版)
「ムーン・ライティング」の記事における「変身する"人物"」の解説
D.D. ダドリー・デヴィッド・トレバー。トマスは彼のことを「D」、トマス以外の人は「D.D.」とイニシャルで呼ぶ。イニシャルをすべて書くと「D.D.T.」になり、農薬としてかつて使われたDDTと同じになるのは作者三原順のお遊びである。 トマスの経営するレストランから400マイル離れた都市で、中規模コンピュータソフトウェア会社「ラング・システム・テクノロジー」に情報処理やシステム監査などを行うアルバイトとして勤めている。10年ぶりのトマスの手紙に呼び出され、豚男となった彼と再会。かぼちゃのスープだけはトマスも認める腕前を持つ。 トマス トマス・リブナー。D.D.のかつての級友。美食家で料理好きで空想家。趣味を堅実に職業とし、オークランド[要曖昧さ回避]市東方の湖畔に「ムーン・ライティング」という半月から満月をはさんで次の半月まで営業するレストランのオーナー・シェフ。市長の娘と結婚を経た政界進出ももくろむ。 祖父は満月の夜に狼に変身する狼男であった。父は祖父の死後、半月の夜に猪に変身する猪男となった。トマス自身は父の事故死後、半月と新月の中間、月齢が3.7と25.8のころに豚に変身する豚男となった。 ドクター(『お月様の贈り物』『ウィリアムの伝説』『僕がすわっている場所』) 『僕が座っている場所』でリッキーの主治医としてD.D.とトマスに出会う。その後、D.D.の狙撃現場に出会い、彼の手術を執刀。トマスからD.D.に輸血をし、D.D.が狼男(豚男)の血のため急激な回復を示したため彼に早期退院を勧める。そこで、秘密保持のかわりにトマスが研究協力をすると知ったD.D.が噛み付き、彼も狼男の血に"伝染"。変身する同士となり、『ウィリアムの伝説』では変身したD.D.とトマスへ医学的興味から頻繁な採血などをしてトマスを怒らせる。
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