伝説・民話
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千波湖には以下のような話が伝わっている。 昔々、"ダイダラ坊"という巨人が大足(おおだら)にいた。村人はダイダラ坊の事を皆、好いていた。ダイダラ坊はお人好しで、自分が天まで届く大男だったので、皆に迷惑をかけないように気をつかっていた。 大足の西南には高い山があった。この山のおかげで、半日は日陰となり、日没が早い時間に来て、いつも日が短い事に困っていた村人は、ダイダラ坊に山を動かしてもらってはどうだろうか、と相談をしていた。それを聞いたダイダラ坊はすぐに山を動かしてあげた。その山の名は日暮れが早く来るのを防いだ、との意味で「クレフシ山」と呼ばれた。 しかし、山が無くなった跡の土地がえぐれて低くなり、雨が溜まるようになってしまった。そこでダイダラ坊は下流の岡を低くしてサク川をつくり、ヨシ沼の底をさらって水が流れるようにした。 動かしたクレフシ山が前の所に戻りたいと言い動きだすと、ダイダラ坊は山をなだめ落ち着かせて山の形を直してあげた。その時汚れた手を、ヨシ沼まで伸ばして洗った、という。 上の話で、「大足」は水戸市大足町、「クレフシ山」は水戸市・笠間市・東茨城郡城里町に跨がる朝房山(標高201.1メートル)、「サク川」は桜川のことで、「ヨシ沼」が「千波湖」のことである。 「ダイダラボウ(ダイダラ坊)」は他の地では「ダイダラボッチ」とも呼ばれ、上のような巨人に纏わる話は日本各地に伝わっている。 千波湖南岸の湖南坂駐車場近くには上記の伝説の概要を記した「ダイダラ坊の伝説」の石碑が水戸市教育委員会によって1990年12月に設置されている。 「ダイダラ坊の伝説」碑の位置については詳細節地図上のNo.27を参照
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伝説・民話
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イスラエル 聖書に登場する岸辺のユリ、シャロンのバラはチューリップだといわれている。 トルコ、ペルシア ある村にファルハドという青年がいた、彼は村長の娘シーリーンと恋をしていた。村の井戸が枯れたときにファルハドは水を得るために穴を掘った。掘ることだけに必死になり、水を得ることができたが、その頃にはシーリーンは亡き人となっていた。恋人の死を悲しんだファルハドは崖から飛び降りて命を散らす。その砕けた体から出た血からやがて真っ赤な花が咲いた。それがチューリップである。 オランダ ある美しい少女に3人の騎士が求婚をした。一人は黄金の王冠、もう一人は剣、最後の一人は財宝をもって愛を囁いた。しかし、三人の騎士から求婚されたものの、誰とも選べぬ少女は悩んだ末に、花の精霊に願い、自分を花の姿に変えてもらった。結納であった王冠は花に、剣は葉に、財宝は球根になった。そして、花の姿に変えられた少女の名から、その花はチューリップと名付けられた。
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