主な続成作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 07:45 UTC 版)
圧密作用 堆積が進行して堆積層が厚くなると、上部の堆積物の重みにより下部の堆積物が圧縮を受ける。圧縮により間隙水は押し出され、さらに粒子同士の隙間が狭く密になる。 膠結作用 セメント化作用とも呼ばれる。圧密作用において間隙水に溶解していた各種のイオンや、堆積物粒子中の鉱物から溶け出した成分から、炭酸カルシウムや二酸化ケイ素などが堆積物粒子間に沈殿する。こうした物質により堆積物粒子は強く結びつけられ固結する。 置換・交代作用 炭酸塩岩に見られる。海底面や地表付近での水分蒸発により生じた高塩分水、海水と陸水の混合により生じる低塩分水、あるいは普通の海水といった、周囲の溶液との化学反応により鉱物置換が起こる。また、続成作用の後期においても、圧密による脱水・金属原子に富む間隙水との反応・熱水の影響により作用が起こることもある。代表的な置換・交代作用にドロマイト化作用がある。
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