主な先史-原史時代遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 03:55 UTC 版)
北原貝塚:字北原に所在。縄文時代-古代の遺跡。久米島空港ターミナル一帯にあり、3回の発掘調査が行われた。1971年の調査では住居跡や中国文物が見つかった。90年の調査では2つの文化層を確認し、下層は縄文時代後期、上層は古代であった。 大原貝塚:字大原に所在。沖縄県指定史跡。縄文時代後-晩期の遺跡。いくつかの地点に分かれ、人骨や埋葬に関わる遺構などが見つかった。 大原第2貝塚:字大原に所在。弥生時代-古代の遺跡。下層は弥生時代、上層は古代の文化層で、下層の土器はの編年の画期となった。 清水貝塚:字鳥島に所在。古墳時代-古代の遺跡。貝札(貝符)が層を違えて見つかり、沖縄諸島における貝札(貝符)を考える画期となった。 宇江城グスク・具志川グスク:前者は字宇江城で宇江城岳の山頂、後者は字具志川で海岸部に築かれている。いずれも史跡整備がすすめられ、陶磁器等の遺物、石積みなどの遺構が確認されている。特に具志川城跡では元代の染付(青花)が注目されている。
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