まる‐なげ【丸投げ】
丸投げ(まるなげ)
道路工事や施設の建設といった仕事を請け負いながら、自分では何もせず、他の業者に発注すること。建設業法で禁止されている。一括下請け(いっかつ・したうけ)ともいう。
工事を丸投げした建設業者は、下請け業者から手数料をピンハネする形で利益を得る。下請け業者は、入札資格がなかったり、随意契約が取れなかったりする小規模なところが多いので、丸投げされた工事を喜んで引き受ける面がある。丸投げによって、両者とも得をする仕組みになっているわけだ。
しかし、競争入札によって落札した工事については、ピンハネした元請け業者の利益は、もとをたどれば国民や住民の税金から出たもの。工事価格が不当につり上げられるだけでなく、適正水準を下回る価格で受けた下請け業者によって、工事が手抜きになってしまう心配もある。
もし、工事を下請けに出すとしたら、現場に管理技術者を派遣して、工事全般の統括をさせなければならない。建設現場では、形だけの管理技術者を置いて、行政の監視から逃れている実態もあるという。
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(2002.02.20更新)
まるなげ 丸投げ
丸投げ
丸投げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 17:44 UTC 版)
同トンネルの工事に際し、一般競争入札の結果17億円で落札した堀田建設(本社・八幡浜市)は発注者である愛媛県に変更届を出さないまま西田興産(本社・大洲市)に14億円で「丸投げ」、西田興産はさらに若築建設に11億円で丸投げした。談合をはじめとする入札の形骸化、公共事業のずさんな執行ぶりや元請-下請け-孫請けの関係が明るみに出た。公共工事に関する3億円ものサヤ抜きであり、世間の耳目を集めた。なお、下請けの西田興産は西田司代議士(元自治大臣)が実質的なオーナーの地場有力建設会社である。 この結果、入札方法の改善や一定以上の下請の際の届出・承認制度など再発防止措置が強化されるなど、一定の意義はあった。 この項目は、道路に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:道路/プロジェクト:道の駅/Portal:道路)。
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「丸投げ」の例文・使い方・用例・文例
- あの砲丸投げの選手は金メダルの最有力候補だ。
- 砲丸投げに使用する、重い金属の球からなるスポーツ用品
- 砲丸投げを競う運動選手
- 砲丸投げ用の金属製のたま
- 陸上競技で砲丸投げという種目
- 埼玉県富(ふ)士(じ)見(み)市にある家族経営の工場で,砲丸,つまり砲丸投げ選手に使用される金属球を作る。
- アトランタ,シドニーの両大会では,男子砲丸投げの金,銀,銅メダリストが辻谷さんの砲丸を使用した。
- 砲丸投げの選手には,一定の基準を満たした砲丸が供給されます。
- しかし,砲丸投げでは,異なる国々の,違った製造会社によって作られたいくつかの砲丸から,選手が自分の好きな砲丸を選びます。
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