中部近鉄百貨店四日市店
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「近鉄百貨店四日市店」の記事における「中部近鉄百貨店四日市店」の解説
1988年(昭和63年)3月には四日市近鉄百貨店が近鉄東海ストアを合併し、店名も「中部近鉄百貨店」四日市店となった。この年の11月18日には若者向け情報発信基地を目標に当店に隣接して四日市スターアイランドをオープンした。当初は近鉄流通グループ(近鉄百貨店グループ)の「近鉄商業開発」の運営である。 ここまでは四日市市内の百貨店は当店のみであったが、四日市市は大都市近郊の郊外型地方都市ともいえるため、購買力が名古屋へ流出していることが課題とされていた。さらに1991年(平成3年)11月3日には松坂屋四日市店を核店舗として「アムスクエア」がオープンすることで市内でも百貨店同士の競合が生じている。当店も名古屋への流出対策も兼ねて、様々な顧客へ対応できるよう、1990年(平成2年)に北館を新設し、1991年(平成3年)には既存の南館を地下1階・地上13階に建て替えることで営業面積を大幅に拡大した。 しかし、「アムスクエア四日市」からは2001年(平成13年)には松坂屋が撤退し、2002年(平成14年)に他のテナントも撤退して全館閉鎖に至った。また、オカダヤ四日市店の後身・ジャスコ四日市店も2002年(平成14年)1月20日に閉店するなど、当店との競争に敗北したライバルの撤退ともいえるものの、当店周辺の中心市街地の空洞化がみられるようになっている。これに対し、アムスクエア四日市が「ララスクエア四日市」(現在はトナリエ四日市)として再オープンするなどの動きもあり、当店でも継続的なリニューアルを行って対処している。 2007年(平成19年)には近畿日本鉄道による「四日市ターミナル整備計画」の一環として大規模な改装を行った。地下1階は団塊の世代などアクティブシニアをターゲットとした売場へ改装。1階・2階では食品や婦人用品の売り場を拡充し、書籍売り場もこの2フロアに移転増床した。ユニバーサルデザインも考慮し、店内通路や照明、トイレなども改修している。当店北側にあるグルメパークも従来の飲食店に加え、物販店を加え、温かみのある外装に一新した。
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