三仏寺奥院
三仏寺奥院(投入堂)
投入堂
(三仏寺奥院 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 22:22 UTC 版)
投入堂(なげいれどう)は、鳥取県東伯郡三朝町にある木造建築物。三佛寺の奥院として、三徳山北側中腹の断崖絶壁の窪みの中に建造された懸造仏堂で、平安時代の密教建築の数少ない現存遺例である[1]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f 岡垣頼和, 浅川滋男「岩窟・岩陰型仏堂と木造建築の関係についての調査ノート」(PDF)『鳥取環境大学紀要』9・10、鳥取環境大学紀要編集委員会、2012年3月、135-157頁、CRID 1520290884675199744、ISSN 13479644、国立国会図書館書誌ID:023600274。
- ^ テレビ日経おとなのOFF 2014.09.01 空前絶後の建築をみにいこう - BSテレ東、2021年5月17日閲覧。
- ^ a b c 日本建築史基礎資料集成5 仏堂II. 中央公論美術出版. (2006)
- ^ 『官報』明治37年2月18日内務省告示第9号
- ^ 三仏寺奥院(投入堂) - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- ^ 『週刊朝日百科 日本の国宝30』、pp.310 - 311
- ^ (上野、2009)p.10
- ^ a b c d 上野勝久「三仏寺奥院(投入堂) 蔵王権現を祀った行者のための空間」『週刊朝日百科 国宝の美19』、朝日新聞社、2009、pp.10 - 14
- ^ 『週刊朝日百科 国宝の美19』、p.9
- ^ a b (上野、2009)p.11
- ^ a b 『週刊朝日百科 国宝の美19』、p.8
- ^ 三佛寺投入堂の外観は朱色だった? 三朝町広報、2006/0602
- ^ 投入堂は朱塗りだった?/岡倉天心の調査日記に記述 四国新聞社、2006/01/13
- ^ 投入堂は朱色だった?「きょうの鳥取県」第531号(2006年01月20日)鳥取県未来戦略課
- ^ a b c 窪寺茂「027 塗装と飾金具、国宝・三仏寺投入堂の荘厳」『奈良文化財研究所紀要 : 奈良文化財研究所紀要』第2007巻、独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所、2007年6月、50-51頁、CRID 1390572175423457280、doi:10.24484/sitereports.14509-10324、hdl:11177/634、ISSN 1347-1589。
- ^ 『週刊朝日百科 国宝の美19』、p.2
- ^ a b 国宝・投入堂の修理終わる鳥取県中部総合事務所
- ^ 日本一危険な国宝 Nageire-Do展 refnet.tv, 2013/09/01
- ^ 投入堂 参拝登山について三仏寺
- ^ 国宝投入堂を目指そうるるぶ鳥取 Jtbパブリッシング, 2014
- ^ もう一つの投入堂参拝・投入堂遥拝コース鳥取県中部総合事務所
- ^ 地域振興局中部振興課. “国宝投入堂特別拝観(参拝者決定)”. 三徳山を世界遺産へ. 鳥取県中部総合事務所. 2011年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月8日閲覧。
- ^ 2007年8月21日、読売新聞、滑落続出で封印の国宝・投入堂、60年ぶりに拝観者公募
- ^ 2007年11月14日、読売新聞、絶壁の国宝「投入堂」で決死の参拝、修復記念1日限り
- ^ “絶壁・投入堂 60年ぶりに「解禁」 鳥取県三朝町”. 朝日新聞. (2007年11月15日). オリジナルの2007年11月16日時点におけるアーカイブ。 2014年7月8日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “国宝「投入堂」 限定3人で60年ぶり一般参拝”. 日本海新聞. (2007年11月15日). オリジナルの2007年11月16日時点におけるアーカイブ。 2014年7月8日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ 三徳山投入堂60年ぶりに一般拝観。 - 清水じょうしんぶろぐ・2007年11月15日付け掲載記事《2014年7月8日閲覧;→アーカイブ》
- ^ a b c d e f “参拝志納金(入山料)・参拝登山”. 三徳山三佛寺. 2014年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月6日閲覧。
- ^ “三徳山三佛寺・投入堂について”. 三朝観光ガイド. 三朝温泉観光協会 (2013年5月2日). 2013年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月6日閲覧。
- ^ a b c “鳥取の国宝・三徳山投入堂は断崖絶壁の神窟に建つパワースポット!”. たびねす(Travel.jp) (2014年5月14日). 2014年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月6日閲覧。
- ^ “「修行の山」認識を 事故多発の三徳山登山”. 日本海新聞. (2006年10月26日). オリジナルの2007年11月16日時点におけるアーカイブ。 2014年7月8日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “三徳山不明男性が死亡 滑落か、沢で発見”. 日本海新聞. (2008年5月29日). オリジナルの2008年6月4日時点におけるアーカイブ。 2014年7月8日閲覧。※現在はインターネットアーカイブに残存
- ^ “三徳山投入堂について”. 三朝温泉の観光情報. 三朝温泉旅館協同組合 (2013年5月2日). 2014年7月6日閲覧。《→アーカイブ》
- ^ a b 山口英彦(好日山荘・本社) (2013年5月2日). “国宝・投入堂(なげいれどう)”. 好日山荘登山レポート. (株)好日山荘. 2014年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月6日閲覧。
- ^ 新建築社『NHK 夢の美術館 世界の名建築100選』新建築社、2008年、80頁。ISBN 978-4-7869-0219-2。
- ^ 2011/「日本の建築遺産12選」に三佛寺投入堂!鳥取県中部総合事務所
- ^ 「わたしが選ぶ日本遺産(芸術新潮1月号)」に投入堂!鳥取県中部総合事務所
- ^ 三徳山を世界遺産への魅力鳥取県中部総合事務所
- ^ 平成13年ふるさと切手「ふるさと鳥取」 - 日本郵便、2021年5月17日閲覧。
- ^ ふるさと切手「地方自治法施行60周年記念シリーズ 鳥取県」の発行 - 日本郵便、2021年5月17日閲覧。
- ^ 特殊切手「国宝シリーズ 第1集」の発行 (PDF) 、2021年5月17日閲覧。
- ^ “不動院岩屋堂”. 鳥取県町村会. 2020年5月31日閲覧。
- ^ a b “聖神社 土佐の投入堂”. 越知町観光協会. 2020年5月31日閲覧。
- ^ a b “ふれあい高新in越知町 山中に「土佐の投入堂」”. 高知新聞 2020年5月31日閲覧。
三仏寺奥院(鳥取県三朝町、国宝)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:39 UTC 版)
「院政期文化」の記事における「三仏寺奥院(鳥取県三朝町、国宝)」の解説
三仏寺投入堂ないし三仏寺蔵王堂として知られる。天仁元年(1108年)ころに建造された天台宗三仏寺の奥の院にあたり、断崖のくぼみのなかに足場を組んだ懸造の小規模な堂である。中国山地につらなる三徳山山腹の岩窟内に位置し、従前より修験道の祖とされる役小角(役の行者)が、空中から建築資材を投げ入れて造ったと伝承されてきたため、「投入堂」の呼称がある。堂内には修験の生んだ日本独自の尊像である蔵王権現を祀っている。
※この「三仏寺奥院(鳥取県三朝町、国宝)」の解説は、「院政期文化」の解説の一部です。
「三仏寺奥院(鳥取県三朝町、国宝)」を含む「院政期文化」の記事については、「院政期文化」の概要を参照ください。
- 三仏寺奥院のページへのリンク