ヴィヴィオ
ヴィヴィオのネーミングは鮮やかなという意味をもつ英語vividからの造語で、コンセプトにふさわしい、さわやかさとかわいらしさ、そして力強さを表現した。また、Vi=6、O=0とすると、660という数字になる。1992年3月(一部6月)にデビューしたが、初代で終わった。
ボディタイプは3ドア/5ドアハッチバックで、駆動方式はFFのほか4WDのパートタイム型とフルタイム型の2タイプがあった。エンジンは直4の658ccで、48/52/64ps。64ps型はスーパーチャージャー仕様2タイプ、DOHC・16バルブ・インタークーラー付きと、SOHC・8バルブエンジンがあった。ミッションは5速MTと、前身のレックスから引き継いだECVT。
92年10月、限定車RX-R・S1(3ドア)発売。93年2月、シリーズ生産のRX-RA(3ドア)と特別仕様車GX-R(3ドア)を、5月には限定車Tトップを設定した。Tトップは2+2の3ボックスタイプ、ルーフを外すことができ、リヤウインドウも電動で格納できた。94年2月には、Tトップと同じボディに64ps(SOHC・インタークーラー付きスーパーチャージャー)エンジン+ECVTのGX-Tを追加した。
96年5月、ビストロ(フランス語で、ヨーロッパなどの小粋なレストランの意)を発売。クラシカルなエクステリアが特徴だった。10月、ビストロ・シフォン(シフォンとは、英語で婦人服の絹などの柔らかな装飾生地の意)を追加した。こちらはややおとなしい外観をしたレトロ調タイプの3ドアセダン。11月、フロントのバンパー&ランプのデザインを一新、新ボディカラーを追加した。DOHCスーパーチャージャー仕様エンジンのトルクアップをはかった。
97年5月、ECVTを6速MTにも使えるスポーツシフトタイプを新開発、DOHCスーパーチャージャー付きエンジンとドッキング、それを搭載したRX-SSと、ビストロSSを追加。しかし、98年10月のプレオ発売により使命を終えた。
ヴィヴィオ
ヴィヴィオ
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ヴィヴィオ(Vivio)
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