ワイブル分布とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 人文 > 統計 > 分布 > ワイブル分布の意味・解説 

ワイブル分布


 Excel には,weibullという関数用意されている。

 ワイブル分布 は機械人間も同じ)の故障記述する場合などにも使われる
 時点 x における瞬間故障率hazard ratio)は,ハザード関数 λ(x)定義される
ワイブル分布
 時間経過に伴う瞬間故障率は,形状母数 m によって変化する(αは尺度母数)。m<1 のときには単調減少初期故障型,m=1 ならば一定偶発故障型,m>1 のときには単調増加摩耗故障型となる。なお,m=1 の場合はワイブル分布は指数分布一致する
 故障分布関数 F(x) および密度関数 f(x)ハザード関数から以下のように導かれる
ワイブル分布
ワイブル分布
 ワイブル分布の平均 μ,分散 σ2 は以下のようになる
ワイブル分布
ワイブル分布
注:分布関数は,上のように F(x) = 1 - exp(-(x^m)/a) と定義されるときと F(x) = 1 - exp(-(x/b)^m) と定義されることがある(R の *weibull 関数ExcelWeibull 関数など)。これは単純に表現上の問題であり,m も b も尺度パラメータ呼ばれ両者の間には,a = b^m あるいは b = a^(1/m) という関係がある。どちらも同じ分布関数であるが,解析法や関数がどちらの表現仮定しているかを確かめておかねばならない

ワイブル分布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/10 13:49 UTC 版)

ワイブル分布(ワイブルぶんぷ、: Weibull distribution)は、物体の強度を統計的に記述するためにワロッディ・ワイブル (Waloddi Weibull) によって提案された確率分布。時間に対する劣化現象や寿命を統計的に記述するためにも利用される。




「ワイブル分布」の続きの解説一覧

ワイブル分布

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/01 22:40 UTC 版)

尤度方程式」の記事における「ワイブル分布」の解説

Xi (i=1,..,n)が形状パラメータをβ、尺度パラメータをηとするワイブル分布に従うとする。このとき、対数尤度関数は l ( η , β , x ) = n ln ⁡ β − n β ln ⁡ η + ( β − 1 ) ∑ i = 1 n lnx i − 1 η β ∑ i = 1 n x i β {\displaystyle l(\eta ,\beta ,\mathbf {x} )=n\ln {\beta }-n\beta \ln {\eta }+(\beta -1)\sum _{i=1}^{n}\ln {x_{i}}-{\frac {1}{\eta ^{\beta }}}\sum _{i=1}^{n}x_{i}^{\beta }} であり、尤度方程式は ∂ l ( η , β , x ) ∂ η = − n β η − β η ( β + 1 ) ∑ i = 1 n x i β = 0 {\displaystyle {\frac {\partial l(\eta ,\beta ,\mathbf {x} )}{\partial \eta }}=-{\frac {n\beta }{\eta }}-{\frac {\beta }{\eta ^{(\beta +1)}}}\sum _{i=1}^{n}x_{i}^{\beta }=0} ∂ l ( η , β , x ) ∂ β = n β − n ln ⁡ η + ∑ i = 1 n lnx i + ln ⁡ η η β ∑ i = 1 n x i β + 1 η β ∑ i = 1 n lnx i x i β = 0 {\displaystyle {\frac {\partial l(\eta ,\beta ,\mathbf {x} )}{\partial \beta }}={\frac {n}{\beta }}-n\ln {\eta }+\sum _{i=1}^{n}\ln {x_{i}}+{\frac {\ln {\eta }}{\eta ^{\beta }}}\sum _{i=1}^{n}x_{i}^{\beta }+{\frac {1}{\eta ^{\beta }}}\sum _{i=1}^{n}\ln {x_{i}}x_{i}^{\beta }=0} となる。これらを整理する最尤推定値^η、^βが満たすべき関係式 η ^ = ( 1 n ∑ i = 1 n x i β ^ ) 1 β ^ {\displaystyle {\hat {\eta }}=\left({\frac {1}{n}}\sum _{i=1}^{n}x_{i}^{\hat {\beta }}\right)^{\frac {1}{\hat {\beta }}}} 1 β ^ + 1 n ∑ i = 1 n lnx i − ∑ i = 1 n x i β ^ lnx i ∑ i = 1 n x i β ^ = 0 {\displaystyle {\frac {1}{\hat {\beta }}}+{\frac {1}{n}}\sum _{i=1}^{n}\ln {x_{i}}-{\frac {\sum _{i=1}^{n}x_{i}^{\hat {\beta }}\ln {x_{i}}}{\sum _{i=1}^{n}x_{i}^{\hat {\beta }}}}=0} を得る。第二式満たす^βを数値的に求めれば第一式より^ηも定まる

※この「ワイブル分布」の解説は、「尤度方程式」の解説の一部です。
「ワイブル分布」を含む「尤度方程式」の記事については、「尤度方程式」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ワイブル分布」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



ワイブル分布と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワイブル分布」の関連用語

ワイブル分布のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワイブル分布のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
統計学用語辞典統計学用語辞典
Copyright (C) 2024 統計学用語辞典 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのワイブル分布 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの尤度方程式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS