レベルアップへの試み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:34 UTC 版)
「アジアサッカー連盟」の記事における「レベルアップへの試み」の解説
2002 FIFAワールドカップを契機に、アジアの実力中堅国の競技レベルが上昇。バーレーンやカタールといった湾岸の小国が上位国を破ることも珍しくなくなった。また、イラク戦争によって大きな打撃を受けたイラクがAFCアジアカップ2007で並み居るサッカー強国を押しのけて優勝を果たした。また、ASEAN地域では2007 東南アジアサッカー選手権でタイを破って優勝したシンガポールの成長も著しい。 こうした動きをさらに加速させ、加盟国全体の競技レベルを上げるため、2002年9月からAFCはその支援プログラムであるビジョン・アジア を立ち上げ、中国、ヨルダン、インドなど数ヶ国で活動を開始。また一方で中堅国と下位国の格差が拡大したことで、実力下位の諸国の底上げを図るため、AFC内のFIFAランキング25位以下のチームが参加可能なAFCチャレンジカップも2006年から2014年まで開催されていた。同大会を廃止する代わりに、2019年アジアカップから本大会出場国を以前の16代表から8代表増やし24代表に拡大した。 また、FIFAワールドカップなどの世界大会のアジア予選では、以前は実力が離れすぎた国が予選で対戦することがしばしば起き、強化の妨げになっていたことがあったが、2006 FIFAワールドカップ・アジア予選からシード順(2006年大会予選・2018年大会予選はFIFAランキング順、2010年大会予選・2014年大会予選はそれぞれ前大会の成績順)によって参加する予選の段階を変化させ、実力の近い国同士が対戦することで、より強化が図られるようになった。
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