リーチ目とは? わかりやすく解説

リーチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 08:47 UTC 版)

リーチ目(リーチめ)とは、パチスロの用語で通常プレイ中にボーナスゲームが当選したときに出る出目のことをいう。語源は麻雀用語の立直から。また、株式会社平和登録商標である。

概要

ボーナスゲームの告知方法の一種で、設計段階で出目を決定してリール配列を決定している。また、告知ランプや液晶画面による告知など、リーチ目以外の演出と複合させることもある。

ボーナス絵柄が引き込めなかった時の出目なので、次回に目押しをすればボーナス絵柄が揃う。ストック機の場合、ボーナス放出の1G前のゲームでリーチ目で告知する場合や、強ハズレなどボーナスの即放出契機を引いた場合にリーチ目が出る機種もある(その場合、リーチ目は揃うがボーナス絵柄は揃わない)。

なお、基本的にチャンス目とリーチ目は別のものである。ただし北電子のパチスロ機では伝統的にリーチ目のことを「チャンス目」と呼んでいる。

リーチ目の歴史

1.5号機までの時代にはリール制御が完全でない機種もあって、正確に目押しをすれば一発でボーナス絵柄を揃えることができる機種もあった。その時代にあってパチスロパルサー日活興業)は、リールの回転にステッピングモーターを使用して出目をテーブル制御で決定する仕組みだった。この機種は、ボーナスが当たるとボーナス絵柄とその代役絵柄が後述の山佐パターンで出るようになっていた。これがリーチ目の始まりである。

「チェリー付き7」がリーチ目の条件になるパターンを応用した「チェリー抜き」等の攻略法も存在した。これは、通常ゲーム中に変則押しでリーチ目をテンパイさせ、リーチ目を外す制御でチェリーを獲得する方法であった。2号機以降のパルサーシリーズでは、絵柄配列の盲点はないので小役抜きは存在しない。

リーチ目のバリエーション

機種によってリーチ目は様々である。例を挙げると以下のものに代表される。

  • ボーナス絵柄とその代役絵柄が有効ライン上に直線で並ぶ、またはL字型・逆L字型・V字型・山型に出るパターン。
  • 3連7絵柄や小役を挟んだ7絵柄が左リールに現れる。最初に止めるリールに現れるので「1確」と呼ばれる(サンダーVハナビなど)。
  • 特定小役が菱形に揃う(「吉宗」など)。
  • 特定の小役が特定の有効ラインに揃うもの(ワンダーセブン、スターダスト、アニマル、ネオプラネットXX)。
  • 通常時は出現しない小役が極端に出るもの(アラジンシリーズの単チェリーなど)。
  • 小役ハズレの際、右リールの下段に「チェリー付き7」(“ゲチェナ”=下段チェリー付き7の意味)が出る。
  • 6ライン以上有効(たとえば7ライン機)の機械において、変則ラインで小役が揃った形(ファウスト)。
  • 1ライン機や4ライン機において、非有効ライン上で小役が揃ったように見える形。(キューティーハニー3怪胴王)。
  • 絵柄に含まれる"B"・"A"・"L"の文字が並ぶとリーチ目(『バルデビッグ』《バルテック》)
  • ストック強制解除対象小役成立時のレアテーブル選択時に出現する特殊な出目(キングパルサー、ネオプラネット)

パチンコにおけるリーチ目

過去には出目に規則性が存在するデジパチがあり、次に回転する時に大当たりをストップボタンで狙える出目のこともリーチ目と呼ばれていた。これらの機種は、リーチ目が出ると、リールやデジタルの中と右、左と中の同期を図り、目押しで攻略が可能であった。(キャプテンルーキーを参考。)


また、昨今ではパチンコにおける一部のオカルト愛好家が独自にデジタルの停止目に法則を持たせ(例:海物語における339等[1])、「以後○回転までは様子を見る」「この目が出たら○回転までに当たりが来る」とシマじゅうの客やホール側すら巻き込んでの当たった・当たらないの騒ぎに発展することも全国では多々見受けられるようであるが、上記のようにパチンコ機はヘソや電チューなどに入賞する度に毎回特別図柄が大当たりを抽選している完全確率方式なので、パチスロ機のストック機のような○ゲーム前に大当たりの前兆が現れるとか、この目が出れば数ゲームで当たるといったことはあり得ず、完全確率での抽選上は不可能であり、やはりオカルトの域を出ることはない。

それでも時折「オカルトでも楽しめればいい」という者をはじめとした、例えば前述したパチンコにおけるリーチ目の存在を完全に信じてしまっているようなオカルト肯定派と、「オカルトはあくまで個人が縁起担ぎや止め時の良いきっかけ程度にひっそりと楽しむもので、あたかもその演出や出目が出れば以後の大当たりやハマリが確定されたかのように雑誌で取り上げたり他人に吹聴ならびに推奨するべきではない。知識の乏しい者が誤った知識を身に付け、周りの一般客やホール側がパチンコ機の仕組みを説明するのに骨を折るだけである」と唱えるオカルト否定派との間でよく論争が巻き起こる。

 一方で、大当たりが確定してる状態に限り、保留先読みや疑似連予告などで特定の出目を停止させたりする演出を搭載してる機種はあり、そういった機種ではその出目をリーチ目と呼んでいる。

脚注

  1. ^ CRギンギラパラダイス2では演出として例の339等のリーチ目が出現することがあり、出現すると保留内での大当たりが確定する。

リーチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 10:06 UTC 版)

パチスロ用語の一覧」の記事における「リーチ目」の解説

通常プレイ中にボーナス確定する出目初期の頃は「ボーナス成立している状態だが揃えられなかったときに出る、ボーナス取りこぼし出目であったが、5号機以降ボーナス同時成立専用出目が出ることがある中段チェリーなど)。の詳しくリンク先参照

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リーチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/10/09 10:11 UTC 版)

プレイガールV」の記事における「リーチ目」の解説

本機はバニーガールスーパーバニーガールで好評だったズレ目のリーチ目を復活。また7絵柄単独テンパイや一PG絵柄ハズレ型もリーチ目として存在する。またBIG集中役成立時は台右側の「CHANCEシグナル点灯するが、当時は「モーニングサービス」の関係から店側によって告知ランプ断線されたところもある。[要出典]

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リーチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/10 06:41 UTC 版)

セブンティセブンA」の記事における「リーチ目」の解説

主なリーチ目は順押し中段3点7と2点7がテンパイすればリーチ目。(右リール1点7が外れればBIG確定上段3点7と2点7がテンパイすればシングルボーナスハズレでBIG確定(右リール1点7の取りこぼしはないたREG時はどこを狙っても揃う) なお、集中役のリーチ目や、集中役告知するランプシステムはない

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リーチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 06:58 UTC 版)

リバティーベルIII」の記事における「リーチ目」の解説

リーチ目は左リール「7」停止し15小役絵柄を、中リールにて否定する形の「7」テンパイというもので、中段テンパイ右上がりテンパイ2確リーチ目である。

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リーチ目

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:59 UTC 版)

ニューペガサス」の記事における「リーチ目」の解説

ニューペガサスのリーチ目は、順押し場合、「左リールチェリー付き7」に中リールの7がテンパイ小役同時テンパイ形を除く)のみが鉄板のリーチ目とされるBIGのみ)。しかし逆押しプレイすると全く違ったリーチ目が、数多く存在する。これは先述の「小役絵柄に関係なくフラグ同一」、「等倍返し」、「通常時リール制御等倍返し時のリール制御が全く違う」この三つ理由よる。 通常時小役フラグ成立時は、「停止したリール小役絵柄対し、中リール、左リールできるだけ払い出しの多い絵柄揃えようとするリール制御だが、等倍返し時は「右リールフラグ立ったボーナス絵柄出来るだけ引き込み、無理な場合スベリ最小限抑える」「中リールは右リールボーナス絵柄合わせてボーナス絵柄引き込むもしくはできるだけ少な払い出しでの小役テンパイもしくは小役テンパイ無」「左リールは右・中でテンパイしたボーナス絵柄があれば引き込む、無理な場合できるだけ少な払い出しでの停止(つまりチェリー)」と変更される。これによって逆押しでの多彩なリーチ目が演出される俗に言う単チェリー”「小役テンパイ無で左チェリー」がリーチ目となるのはこの制御の為である。 実例をあげると、「15ベルを右・中で否定した14以下の小役揃いもしくは小役テンパイに左チェリー」である。右・中でベル引き込める状態にも関わらずベル否定してベルより払い出し少な小役絵柄が揃う、もしくはチェリーでの払い出しとなるとリーチ目である。しかし注意するべきは「ベル15)」「プラム14)」「ブドウ12)」「オレンジ10)」の中で、右・中での引き込み100%なのは「ブドウ」だけであり、他の絵柄では引き込みができる状態の停止かどうか信頼度変ってくる。この法則押えていれば、ほぼ100%フラグ察知が可能となる。 なお、BIG/REGの判別は、「順押しで左リールの馬を中段目押しし、そのまま停止すればREGすべってチェリー付きの7が上段中段止まれBIG」「逆押しで7が大きくすべりを伴い停止すればBIG、馬が大きくすべりを伴い停止すればREG」「逆押しで右リール停止時上にあるボーナス絵柄否定される(馬が上であればBIG、7が上であればREG)」などがある。なお、フラグ察知後は等倍返し限界まで取ってから(限界まで取ると予定吸い込み枚数下回りフラグ未成立状態に戻る)最速フラグ成立状態になるギリギリ枚数)で揃えるのがもっとも得である。但し、ビッグ入賞時の純増枚数フラグ成立時枚数基準計算されるため、少しであれば予定枚数超えていても修正される(但し、規定数を超えて修正はされない)。またこれに伴い3回目JACゲーム6回目入賞待たず規定枚数到達する同時に終了することがある

※この「リーチ目」の解説は、「ニューペガサス」の解説の一部です。
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