リ・ガズィ・カスタム
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『CCA-MSV』に分類される機体。初出は1988年発行のムック『B-CLUB SPECIAL 15 機動戦士ガンダム MS大全集』で、「劇場版オリジナルMSV」として明貴美加がデザインした3機のMSのうちのひとつ。 リ・ガズィの性能向上型で、同機を再設計し、BWSに依存せず単体での簡易可変機能を備えた機体。BWSが本体と一体化しており(着脱も可能)、MS形態では機首ユニットが下方に折り畳まれている。可変翼に変更された側面ユニットはMS形態ではウィング・バインダーとなり、機体各所にアポジモーターが追加されているため、MS形態においても機動性が向上しており、また可変MSとなったことで総合性能が大幅に向上している。νガンダムとリ・ガズィの中間に位置する機体でもあり、腰部にはνガンダムと同様の3点アポジモーターを装備する。 アムロ・レイの乗機として設計されたらしいとされ、これを断言する資料もあるが、νガンダムの完成が優先されたため実機の存在は不明とされる。 コストパフォーマンスが向上しBWS構想の改善を果たすが、結果的にBWSよりメタスやΖIIといった簡易可変機の再評価に繋がり、のちのリゼルなどへと発展する。 武装 BWS側面ユニットに3連装ミサイル・ランチャーとハイパー・ビーム・サーベルを1基ずつ装備、後者はMA形態でビーム・ランチャーとしても使用可能。サイド・アーマーはグレネード・ランチャーからビーム・ガンに換装、BWS機首ユニットには大口径メガ粒子砲(「メガ・ビーム・キャノン」とも呼ばれる)を装備、ビーム・アサルトライフル(「マシン・ライフル」とも呼ばれる)を携行する。 デザイン 本機は「リ・ガズィをアムロ専用機にしたら」というテーマでデザインされており、明貴は「やはりアムロが乗るならガンダム顔をしてないとね」とコメントしている。
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