モロ1100形・クロ1110形とは? わかりやすく解説

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モロ1100形・クロ1110形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/08 07:47 UTC 版)

定山渓鉄道モハ1000形電車」の記事における「モロ1100形・クロ1110形」の解説

モハ1000形・クハ1010形導入後定山渓への観光客増加一途辿っていた事から、定山渓鉄道更なる乗客サービスの向上を目的とした車両導入した。これがモロ1100形電動制御車)とクロ1110形(制御車)である。1952年6月竣工し各形式とも1両(モロ1101、クロ1111)が製造された。 車体構造モハ1000形・クハ1010形同様の両運転台・半鋼製車体で台車主電動機同一であったが、車体長車体幅が僅かに拡大した他、乗降扉の位置運転台寄り変更された。また制動装置発電ブレーキ空気ブレーキ併用改められた。座席には転換式クロスシート採用された他、車内には案内装置搭載されており、車両振動影響受けない定山渓鉄道側で開発され特殊仕様となっていた。導入にあたって定山渓鉄道側は等級変更措置取らない予定であったが、これらの車内設備日本国有鉄道使用されていた2等客車匹敵するのだったため、札幌陸運局から2等車(「モロ「クロ」)として使用するよう指示出され経緯を持つ。そのため導入時窓下国鉄車両同様に2等車である事を示す青帯や「II」という表記なされた。。 登場直後豊平 - 定山渓間を結ぶ急行列車連結され下り列車定山渓方面)に「むいね」「もみじ」、上り列車豊平方面)に「しらかば「みどり」という列愛称付けられた他、車内案内放送実施された。だが、2等車運賃普通車比べ倍額だった事に加え走行時間40分と短かったため利用客少なく座席は3割程度しか埋まらなかった。そのため1954年3月24日格下げ認可を受け、以降は「モハ1100形モハ1101)」「クハ1110形(クハ1111)」に形式名を改めた上で座席50円加算される座席指定車両として使用された。その後も青帯は残されたが、後に全体アイボリー、窓回りスカーレットという塗装変更された際に姿を消したモハ1000形・クハ1010形と共に定山渓鉄道線廃止時まで在籍し他社への譲渡行われず廃車・解体された。

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