閩南民系
閩南民系(びんなんみんけい)または閩南人とは、主に台湾と中国の福建省に居住する漢民族の一派。東南アジアの国々にも多く存在している。
概要
会話言語には共通性があって閩南語やホーロー語(福佬話)と呼ばれ、その中には台湾語と福建語の2つの方言がある。文書に関しては漢字を使い、台湾の一部では教会ローマ字(白話字)を使う。
閩という漢字が虫を含むため、近年は閩南を河洛あるいは福佬と記す。河洛は河南と洛陽を意味し、そこにいた人々が長い時間を掛けて福建省を中心とした地域に移民したという伝承がある。この一方で抗体やDNAに基づき、元来この地域に住んでいた人々(百越)が混血や同化政策を通じて漢民族中の閩南に分類されたとの研究がある[1]。また、台湾では客家語話者の間で学老と表記する事もある[2]。
出典・脚注
関連項目
- 台湾語 - 河洛語とも呼ばれる。
- 閩南系台湾人
ホーロー人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 10:24 UTC 版)
ホーロー人は閩南人や福佬人とも称されている。一般に明末清初に福建省南部より移住した移民の後裔である。その出身地により漳州系と泉州系に分類することができ、数百年間の人口移動により両者共に台湾全土にくまなく分布している。4大グループの中では最多数を占め、台湾総人口の73%を占めている。 ホーロー人の言語は閩南語の一種である台湾語を主としている。漳泉両州の方言が融合し、現在南部、北部、宜蘭、海口などの方言が存在している。各方言間では声調は一致しているものの発音面での差異は大きく意思疎通ができない場合もある。
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