テニス
プロテニス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/29 00:40 UTC 版)
テニスでは、イギリスのホーク・アイ・イノベーションズが開発を手がけた「ホークアイ」(鷹の目)と呼ばれるシステムが導入されている。このシステムはミサイル誘導技術を応用したもので、コート周囲に10台のカメラを設置し、ボールがどのような軌跡を描いたか瞬時に映像解析を行う。 国際テニス連盟は、ライン付近の微妙な判定に同システムを導入することを2005年10月に承認。2006年3月22日からのナスダック100オープンで、テニス史上初のビデオ判定が行われた(Jamea Jacksonが初の権利行使者となった)。2006年8月28日 - 9月10日の全米オープンで、4大大会では初めてビデオ判定が導入された。設置されたのはセンターコートなど2会場。2007年以降は全豪オープン、ウィンブルドン選手権でも導入、日本では2008年の東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントにおいて初使用されるなど、広がりをみせている。ただし、クレーコート(赤土のコート)で開催される大会は打った球は痕が残るため、選手の異議があればアンパイアがコートまで確認に走り判定をしに行く。(全仏オープンやマスターズ1000のような規模の大きい大会でも同様) 選手はライン際のイン、アウトの微妙な判定に対し、1セットにつき3回失敗するまでビデオ判定を要求(チャレンジ)する権利を持つ(逆に言えばチャレンジを成功させ続ける限り何度でも要求可能)。ビデオ判定の際には、CG加工された映像が場内の大型スクリーンに映され、観客やテレビ視聴者にもシステムが行った判定の結果が分かるようになっており、ショー的要素も含んでいる。同システムの導入は、プロテニス界にとって1971年のタイブレーク導入以来のルール上の革命とも言われ、単に判定の正確性という観点のみならず、チャレンジ要求のタイミング・巧拙が試合の流れを大きく左右することも少なくない。ルール改正をめぐっては、トップ選手であるロジャー・フェデラーやレイトン・ヒューイットが反対の意向を示すなどして話題となった。
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「プロテニス」の例文・使い方・用例・文例
- マルチナ・ナブラチロワ選手は47歳のテニス界の伝説的人物であり,今も現役のプロテニス選手である。
- 彼女は16歳でプロテニス選手となった。
- 「ロシアの選手たちは切(せっ)磋(さ)琢(たく)磨(ま)し,お互いから学んでいる。」とプロテニス選手の杉山愛さんは言う。
- 2002年,ヒンギス選手はけがのため,プロテニスツアーから退いた。
- プロテニス選手としてのキャリアに加え,彼女はファッションモデルとして働くこともある。
- 2006年10月,プロテニスからの引退を発表。
- プロテニス選手として,私は1年の3分の2を海外遠征していました。
- プロテニスの錦(にし)織(こり)圭(けい)選手がソニー株式会社と3年契約を結んだ。
- プロテニスの杉山愛選手(34)が今季限りで引退することを表明した。
- 同大会の直後に発表されたATP(男子プロテニス協会)シングルスランキングで,錦織選手は24位になった。
- これで,錦織選手は,1973年にジャパン・オープンがATP(男子プロテニス協会)の大会になって以来,ジャパン・オープンのシングルスで優勝した初めての日本人男子選手である。
- 錦織選手はATP(男子プロテニス協会)のワールドツアーで自身3度目の優勝を果たした。
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