フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト関係資料
主名称: | フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト関係資料 |
指定番号: | 13 |
枝番: | 0 |
指定年月日: | 1980.06.06(昭和55.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 歴史資料 |
ト書: | |
員数: | 31点 |
時代区分: | 江戸 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(一七九六~一八六六)は、オランダ商館付医員、オランダ商事会社顧問として二度(一八二三~一八二九、一八五九~一八六二)にわたって来日し、その間わが国の歴史・地理・風俗等の博物学研究に努めた。その成果は『日本』『日本植物誌』『日本動物誌』等に刊行され、ヨーロッパにおける日本研究に多大の影響を与えた。また、第一回の来日中、長崎の郊外に開設した鳴滝塾では、診療のかたわら西洋医薬の伝授、西洋文化の紹介などを行い、その門下からは高野長英、小関三英、伊藤圭介等多くの人材を輩出し、幕末期の洋学発展に貢献した。 本件はいずれもジーボルトの娘いねの子孫である楠本家、米山家及び門弟の高家に伝来したものである。なかでもシーボルトが文政十二年(一八二九)の第一回離日に際し、長崎の漆工に命じて作製させたシーボルト妻子像螺鈿合子は近世工芸史上にもその価値が高く、シーボルト自筆書状とともにシーボルトが日本にのこした妻子との関係を具体的に伝えた纒った遺品として注目される。 |
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