ヒザマとは? わかりやすく解説

ヒザマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/04 05:24 UTC 版)

ヒザマは、鹿児島県奄美群島沖永良部島に伝わる伝説の生き物[1]ヒジャマとも[2]

概要

に憑いて火事を引き起こすといわれる魔鳥。姿はニワトリに似ており、胡麻塩色の羽根を持ち、が赤い。家に憑く際は空のに宿るといい、これを防ぐためにはこうしたを伏せておくか、常にで満たしておくという[3]。ヒザマが家に憑いた際にはすぐユタシャーマン)を呼んで追い出しの儀式を行なったという[1]

沖永良部島では邪神として最も恐れられており、人々の間ではこのヒザマに似た外見上の特徴を持つニワトリを飼うことを忌み嫌う風習があった。

また、民俗学研究家・恵原義盛の著書『奄美大島の妖怪』ではヒザマに火玉というが当てられており[4]、鳥ではなく読んで字の如く火の玉であり、やはり火事を引き起こすものとされている[5]

脚注

参考文献

関連項目

  1. ^ 窪徳忠 1989, p. 17.
  2. ^ 水木しげる 2008b, p. 65.

ヒザマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:05 UTC 版)

沖永良部島」の記事における「ヒザマ」の解説

ヒザマは沖永良部島に伝わる伝説上ので、家に憑いて火事引き起こすといわれる。姿はニワトリ似ており、胡麻塩色の羽根持ち、頬が赤い。家に憑く際は空の瓶や宿るといい、これを防ぐためにはこうした器を伏せておくか、常に満たしておくという。ヒザマが家に憑いた際にはすぐユタ(女のシャーマン)を呼んで追い出し儀式行なったという。 沖永良部島では邪神として最も恐れられており、人々の間ではこのヒザマに似た外見上の特徴を持つニワトリを飼うことを忌み嫌う風習があった。 また、民俗学研究家原義盛の著書奄美大島妖怪』では、ヒザマに火玉という字が当てられており、ではなく読んで字の如く火の玉であり、やはり火事引き起こすものとされている。

※この「ヒザマ」の解説は、「沖永良部島」の解説の一部です。
「ヒザマ」を含む「沖永良部島」の記事については、「沖永良部島」の概要を参照ください。

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ヒザマ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/20 23:32 UTC 版)

名詞

ヒザマ

  1. 沖縄県沖永良部島に伝わる妖怪一種で姿は似ていて、家に憑き火災引き起こす

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