パステルクイーン【パステルクイーン】(観賞樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6081号 |
登録年月日 | 1998年 1月 22日 | |
農林水産植物の種類 | つつじ | |
登録品種の名称及びその読み | パステルクイーン よみ:パステルクイーン | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 1月 23日 | |
品種登録者の名称 | 酒見隆雄 | |
品種登録者の住所 | 福岡県久留米市大橋町大字蜷川1207番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 酒見隆雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「パステルアート」の枝変わりであり,花は八重咲きで紫ピンクに明赤紫の絞りが入る鉢植え向きのアザレア系品種である。 樹姿枝張りは広株立状,樹高は矮性,主枝の粗密は中である。春葉の全体の形は広楕円形,先端の形は鈍頭,葉脚は漸尖脚,葉身長は短,最大幅は狭,葉柄長は短,春葉の表面の色は暗緑,斑入りは無,表面の光沢は弱,表面の毛じの色は褐,着生方向は斜め上向きである。花の向きはやや直立,つぼみの形は尖頭楕円,花形基準は開いた漏斗形,花のタイプはダブル,花冠の切れ込みは深い,花冠上半の形は半円形,下半の形は3/4円形,花冠裂片の先端の形は広く円い,重なり合いは深く重なる,縁の波形状は弱,花の直径はやや大,切り開いた最大幅はやや広,縦幅は中である。花色の発現は二色型,絞り模様は多,底白及び白覆輪は無,濃淡模様は有,内側の主色は紫ピンク(JHS カラーチャート9203)で,副色は明紫赤(同9706),花喉部のブロッチは中,形は大点の集合,色は濃赤である。雄ずいの型は完全に花弁化する,雌ずいの型は花弁化しない,花柱の色は紫赤,柱頭は赤,がくの有無は有である。葉の持続性は常緑,開花期の早晩は中,四季咲き性は無である。 「パステルアート」と比較して,花色の発現が二色型であること,絞り模様が多いこと等で,「朝日」と比較して,花冠裂片の先端が広く円いこと,花色の主色が紫ピンクであること,副色が明紫赤であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者の農場(福岡県久留米市)において,「パステルアート」の中から絞り咲きの枝変わりを発見し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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